2013年7月10日水曜日

おふさ観音 風鈴まつり

「言うまいと 思えど 今日の暑さかな」
          ブログ愛読者の皆さま、暑中 御見舞い申し上げます
2,500を超える風鈴が吊り下げられ、夏風に揺られて涼やかな音色は圧巻。涼やかなで上品な風鈴の音にしばし熱暑を忘れる一時であった!昨日(9日)、奈良県橿原市小房(おうさ)町にある、通称:おふさ観音では、毎年の夏、2ヶ月間にわたり「風鈴まつり」を開催しているので観に行った。
ことしで11年目を向え、今では大和の夏の風物詩になっている。バラと風鈴。境内には2,500を超える風鈴が吊り下げられ、夏風に揺られて涼やかな音色を一斉に奏でる様子はまさに圧巻・感動であった。
この風鈴まつりの催しは2003(平成15)年から始めたもので、ことしで11年目を向え、今では大和の夏の風物詩になっている。
山号を十無量山、正式名称は高野山真言宗別格本山 十無量山 観音寺という。大和三山の耳成山と畝傍山のほぼ中央に位置する「おふさ観音」は、山号を十無量山、正式名称は高野山真言宗別格本山 十無量山 観音寺という。本尊は十一面観世音菩薩である。
綺麗なバラの花。池の中から白いカメに乗った観音が現れ、それを発見した付近に住む娘「おふさ」が小堂を建立して観音を祀った。
1650(慶安3)年、鯉ヶ淵という池の中から白いカメに乗った観音が現れ、それを発見した付近に住む娘「おふさ」が小堂を建立して観音を祀ったことが起源とされている。
大師堂の脇で・・・・。山門には大和の国、藤原京の大極殿を真ん中にして、東に安倍文殊院、西におふさ観音があり、「ぼけ封じ」の霊場としてご利益があるという。
今日も暑いが心地良い涼を運んでくれた。参詣者をもてなす「花まんだらのお寺」とも呼ばれている。参道は本堂へと続くき、数千個の風鈴があった。境内に響き渡る風鈴の音、日本各地から集められた特徴のある「琉球ガラス」で作った沖縄の風鈴、竹細工を組み合わせた「別府風鈴」、京都の「清水焼風鈴」など、奈良の風鈴や小田原風鈴(神奈川)、南部風鈴(岩手)など、全国から約90種類もの風鈴を集め、本堂右側の寺務所前で即売されていた。
オレンジ色のバラと風鈴と・・・奥にある「円空の庭」や亀の池、鯉の池、「一露の庭」があり、茶房おふさがある。
おふさ観音の「風鈴まつり」は、夏に厄払いの風習があり無病息災を祈願し、心地良く感じていただける方法はないかと考え、風鈴となった。古代中国では「風鐸」といって、寺の軒先に吊り下げた小さい鐘のようなもので「魔除け」とされたという。
日本に仏教が伝わり平安貴族たちが吊ったのが風鈴の始まりだという。特にバラの花が有名で境内では鉢植えが所狭しと並んでいて参詣者をもてなす「花まんだらのお寺」とも呼ばれている。また茶房「おふさ」は午前10時~午後4時まである。
<おふさ観音 風鈴まつり>
拝観期間:2013年7月1日 ~ 2013年8月31日
開催場所:奈良県橿原市小房町6-22 電話:0744-22-2212
拝観時間:7:00 ~ 16:30 (閉門17:00まで)
拝観料金:境内無料(本堂拝観・300円)
交    通: JR畝傍駅から徒歩10分
                 近鉄八木駅からバス「小房」下車徒歩5分

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