2013年6月21日金曜日

ハンゲショウ(半夏生)両足院 

21日、東山区祇園にある両足院(建仁寺塔頭)は今、300坪の書院庭園で半夏生(800株)が見ごろを向えているいるので行った。 夏至のころ、白く化粧をほどこす様子から、当院は「半夏生の寺」とも呼ばれている。
東山区にある両足院(建仁寺塔頭)は、半夏生が見ごろを向えている。非公開の寺院だが、6/8~7/10まで書院前庭の池辺りには半夏生が群生している。非公開の寺院だが、6/8~7/10まで書院前庭の池辺りには半夏生(半化粧)が群生しており、水辺を彩る「ハンゲショウ(半化粧)」の葉が白く染まり梅雨がしっとりした情感を装い、いま見ごろを迎えている。
左から書院と水月亭と臨池亭。半夏生は二十四節気・雑節の一つで半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころ(ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧していることから、名を半化粧(ハンゲショウ)ともいう。
小雨の中、しっとりと咲いていた。池辺りには半夏生の群生は約800株あるという。白い小花が咲きはじめるが、花が地味で虫や蝶など来なく周りの葉が白くなるドクダミ科の多年草で水辺に生えている。
半化粧は夏至から11日目の「半夏生(はんげしょう)に花を咲かせ、葉の表面だけが白く変化するともいわれ、農家の人たちは田植えがそろそろ終わりのころと言う。
書院には管長・竹田黙雷さんと交流があった新島八重子の三服が掲げてあった。 春来れば やどにまずさく うめの花  君がちとせの かざしとぞ見る  と八重子かくの自筆があった。 
ハンゲショウが咲く門を進んで庭に入る。建仁寺の塔頭で方丈並びに書院は江戸・嘉永年間に再建されたという。池の北側には2つの茶室(国宝)があり、信長の弟・有楽斎好みの「水月亭(2畳半台目、暦の席)」とその右には大村梅軒好みの六帖席の「臨池亭」がありお抹茶の(別途500円)接待もされている。 当院は、建仁寺の塔頭寺院で650年前に創建、方丈並びに書院は江戸・嘉永年間に再建されたものが現存している。
両足院につづく石畳と土塀・・・。日本で始めて“饅頭”を作った「饅頭始祖の寺」として知られている、雨の中ではあったが訪れた市民や観光客は池辺の半夏生を観賞し梅雨の風情を楽しんでいた。
「半夏生の庭園特別公開」
会   場:建仁寺塔頭・両足院
場   所:京都市東山区花見小路通四条下 建仁寺山内
日   程:6月8日(土)~7月10日(水)
受付時間:午前10:00~午後16:30
拝観料金:大人600円 中高生300円 小学生 無料 障害者無料
             ※茶室「水月亭」の特別拝観の案内もある
お問合せ:075-561-3216
交   通:阪急河原町駅下車徒歩10分 京阪四条駅下車徒歩7分       
                  市バス東山安井西へ3分

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