2011年9月24日土曜日

白沙村荘 橋本関雪記念館

左京区の白沙村荘(はくさそんそう)橋本関雪記念館は今出川白川通の交差点を東に入り南側にある。3階建ての大画室“存古楼”
銀閣寺や哲学の道の手前にある白砂村荘銀閣寺や哲学の道の手前にある白砂村荘は、大正・昭和にかけて京都画壇で活躍した日本画家・橋本関雪(はしもとかんせつ)が1916(大正5)年から30年にわたって、自ら設計造営した邸宅と総敷地面積は約7000㎡以上に及ぶ庭園を公開している記念館である。奥は茶室・問魚亭
庭園入口その中で白沙村荘の庭園は2600坪で国の名勝に指定されている。
大文字山を借景とした池泉回遊式庭園の形態を取り、大小の池の周囲に平安・鎌倉期の石灯籠、石仏等の石造美術など約180点が配置されている。茶室、持仏堂(重要文化財の地蔵尊菩薩立像を収めている)もある。芙蓉池
大画室「存古楼」と画東山を借景とした美しい回遊式庭園は2600坪の広さをもち、庭園内には平安時代から桃山時代の石仏を配し、大文字山を望む三階建ての大画室「存古楼(ぞんころう)」は、五山の送り火のときは当時、“芙蓉池”を赤々と照らしてくれたという。残念だが現在は2,3階には危険なため上がれないと言う。 羅漢仏
持仏堂画伯は石仏や塔を愛し、池を眺め存古楼で制作・作品を描いた。神戸の生まれで21歳で結婚した。ヨネ夫人は7歳くらい上で、家庭のことは任せておったが、1932(昭和7)年4月東京で亡くなった。生涯妻を愛した画伯は心境の変化かその頃より動物をたくさん描くようになったという。
所蔵作品には中国古典を題材にしたスケールの大きな題材のほか、「動物の画家」として知られたこともあり、1926(昭和元)年「紅桃白鵞」や飼い犬を描いたと思われる1941(昭和16)年「狗子」など動物を題材としたものも見られる。画伯が作ったもので中国の庭園に似ているという
'鬱勃縦横(うつぼつじゅうおう)鞍馬石また2016年の造営100周年に向けた事業では、全面的な改修が始まった旧宅、建物・茶室など来年は09年に焼失した茶室も復元するという。
日本画家「橋本関雪」が庭園を造りや、その一隅にある記念館・展示室には、画伯の作品、素描、下絵の等、画伯が好んで収集した諸外国の古美術が公開している。大文字山を借景に
ススキも穂が出る国東塔洋館を利用したレストランや、気軽に京料理を楽しめる御食事どころなども併設されており、通常非公開の座敷も予約をすれば庭園を眺めながらの食事も楽しむこができる。料金800円(障害者手帳提示ダメ)は少し高い気もするが、一度は観賞したところであり、団体観光客は訪れず静かに観賞できた。
<白沙村荘 橋本関雪記念館>
住所:京都市左京区浄土寺石橋町37 電話:075-751-0446
交通:市バス銀閣寺道から徒歩
公開時間 : 10時~17時(入館は16時まで)
休業 : 年末年始
料金 : 800円、学生500円
駐車場:有料(普通車30台)

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