2011年9月25日日曜日

京都 西陣「千両ヶ辻」2011

ことしから掛ける西陣織の帯地で作ったのれん毎年9月23日、秋分の祝日に開催された第9回伝統文化祭西陣「千両ヶ辻」は秋晴れ日に行われた。坪庭は蚊が多くて困るという
町屋坪庭西陣のメインストリートである今出川大宮界隈は、江戸時代より「千両ヶ辻」と呼ばれ、建ち並ぶ生糸問屋・織物問屋が、一日に千両に値する生糸・織物を商った西陣織の中心地であった。織物問屋の「木村卯兵衛」
織機の実演ショー豊臣秀吉が機業保護奨励し次第に西陣も盛んになったのもこの頃で、記録によると1595(文禄4)年、聚楽第の跡地に街屋が建ち並び、現在も薬師・北之御門・石薬師の町名もある。
1600(慶長5)年の上京の市街町並みの姿はこの頃が起源である。鬼瓦は龍という
冨田屋は有形文化財になっている「西陣千両ヶ辻」は、一帯の賑わいを取り戻そうと大宮通沿いを中心に西陣織の和装小物をこの日は格安で販売して今年で9年目である。
江戸時代から続く創業以来270年の老舗店も多く、古い屏風や着物、古文書を展示している。江戸中期創業の織物問屋の「木村卯兵衛」は9代目で文化祭実行委員長している。
上七軒舞妓野点茶会お話を伺うと蔵にはお宝が数え切れないほどあるという。初代は奉公人で、暖簾分けで“ささ”をいただいたという、代々養子縁組多く、男は自分だけという。
貴重なのれんや家訓に古文書を並べた。
西陣の街並みが消える!という事で8年前から千両ヶ辻の文化祭に入ったという。子どもたちの行列
年に一度、祇園祭宵山のように西陣の各家々、老舗でコレクションの数々や坪庭が拝見できた。染色作品の公開、京組紐や和装雑貨等の展示販売、歩き疲れたら上七軒舞妓さんの野点茶会(500円)もあった。
また近くの清明神社祭礼があり西陣「千両ヶ辻」大宮通にも、賑やかな子どもたちの神輿や鼓笛隊の行列が練り歩いた。
清明祭の鼓笛隊千両ヶ辻、その名は江戸初期に、このあたりに建ち並ぶ糸屋・織物商が一日に千両に値する生糸・織物を商ったことから付いたという西陣の中心地として栄えたところである。町家と西陣文化を味わうお祭り、普段は拝見することが出来ない一般公開、伝統文化祭である。
<西陣 千両ヶ辻>
会場:京都市上京区大宮通今出川以南一条通以北 
電話:075-451-0325
日時:2011年9月23日 10:00~17:00
交通:地下鉄「今出川」下車 西へ徒歩15分
    市バス「今出川大宮」下車すぐ

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