2011年9月20日火曜日

神苑 無料公開(平安神宮)

19日、左京区岡崎の平安神宮・国の名勝「神苑」の無料公開が行われた。王朝文化を偲ばせる大極殿南神苑「平安の苑」が開設された日を記念して無料公開
神苑では秋の七草の一つ、フジバカマやハギの花が見ごろを迎えている。平安神宮へは、市バス京都会館で下車、徒歩約5分で到着する。
もう少し天候が良ければなぁ~と思い先を急いだ!
   さ夜なかに 友よび渡る 雁がねに うたて吹きそふ 萩の上風稲作と紅白のハギ
雨に濡れるハギの花四季折々の美しさを見せる見事な庭園、その神苑は普段は拝観料600円だが、今回、南神苑「平安の苑」が開設された日を記念して無料で公開される。
王朝文化を偲ばせる朱塗りの柱、應天門をくぐると大極殿、右に蒼龍楼・左に白虎楼が真正面に見える。
大極殿を取巻く四つの神苑は、入口は白虎楼から南神苑に進む、春・桜花爛漫の平安の苑、季節は秋の七草の一つ、フジバカマ(キク科)やハギ(マメ科)の花が見頃を迎えようとしている。
    おなじ野の 露にやつるる 藤袴 あはれはかけよ かごとばかりもハマオモト 
藤袴南神苑には「源氏物語」や「枕草子」に登場する約200種の植物が植栽されている。平安神宮は1895(明治28)年、平安遷都1100年記念し、平安京大内裏を一部復元して造られた。神宮内には桓武天皇を祀り、昭和15年に孝明天皇も合祀された。
平安京を模した境内には、外拝殿である朱塗りの大極殿や、左右対称に配され、回廊で結ばれた楼閣が建ち並び、鮮やかな朱色が印象に残った。樹木の中を小川の道を行く・・・
1961年7月チンチン電車は姿を消した日本最初の“チンチン電車”は1961(昭和36)年7月に姿を消したが、神宮創建とも深い関係があり市から払い下げて保存している。小川にシダのスポット
中神苑の蒼龍池西神苑の白虎池は、6月2000株の花菖蒲が美しい咲く名所である。白虎池に落ちる小さな滝を見ながら雰囲気たっぷりの小川の道を行く・・・。皆、ピョンピョンと渡っている
臥龍橋の“飛び石”とスイレン中神苑の蒼龍池には「臥龍橋」と名付けられた“飛び石”の石橋がありピョンピョンっと渡っている。健康だったら渡るのな~と思いシャターを押す。豊臣秀吉が大阪城の石垣に使われていたもので全国の武将たちが豊臣家に寄贈した石だという。
また、蒼龍池には杜若(かきつばた)やスイレンなど、そのシーズンには美しい花が咲く。神苑は、総面積約3,3000㎡の池泉回遊式庭園で、七代目小川治兵衛が手掛けた。蒼龍池の桜の木
カモと鯉東神苑、尚美館(貴賓館)と泰平閣のあたりは、神苑の中でも特に美しい所である、降っていた小雨も上がり青空になった。應天門と大鳥居
泰平閣の辺りで市民や観光客らが・・・この日は連休最終日で、少し小雨で雲行きが不安だったが、大勢の人が訪れ、木陰で涼をとったり池に架かる飛び石を渡ったりしていた。
泰平閣の辺りでは市民や観光客らが、それぞれ思い思いに咲き始めたハギの花を愛で、爽やかに秋の風が池面を吹き流れて散策を楽しんだ。 

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