出町柳 長徳寺のオカメ桜

20日、出町柳駅前にある長徳寺の早咲きの「オカメ桜」が満開になっている。長徳寺の本堂屋根に伸びようとするオカメ桜の枝ぶりは見事で、その小さな花弁は小輪で美しく、びっしりと密集し一つ一つ下向きに咲いている。

オカメ桜はイギリスの桜研究家、イングラムが1947年（昭和22）にカンヒガン桜とマメ桜を交配して作り出したという。

寺ではその幼い苗を分けてもらい1993年（平成5）に植樹、桜は日本の美女になぞらえて『オカメ桜』と命名、すくすく育つ若桜である。

花は艶やかな紅紫色で大きさはソメイヨシノより小さく下向きに咲いていて、バラ科の耐寒性落葉低木で開花時期は比較的早く、３月中旬から下旬だという。

出町柳バス停門前で、行き交う人々は見事に咲き誇るオカメ桜の紅紫色の小さな花に足を止め、カメラを出して写真を撮り美しい風景をしばし見上げていた。

寺ではオカメ桜の若木が三本もある。

この時季、出町柳の長徳寺に行って綺麗なオカメ桜を観で春を感じた。

長徳寺の山門の上の大文字と満開のオカメ桜を観て至福のときを過ごした。（3/20撮影）