29日、嵐山天龍寺放生池のハスが咲いているだろうか様子を見に行った。梅雨空の晴れ間、放生池は中央に橋があって北側と南側に別れている。
その南側のハスは例年よりも早く咲きかけていて見ごろ、一方北側が大きなハスの葉が茂り3分咲きだった。
天龍寺は塔頭もたくさんあり、その中で妙智院の庭のキキョウの様々な種類を見てから放生池のハスの花を観に行った。
天龍寺塔頭・妙智院の庭のキキョウの花。
ハスの花は「蓮華(れんげ)」といい、泥水の中から綺麗な花が咲き仏教とともに伝来し古くから使われた名である。
放生池の橋を挟んで南側は白色系、北側はピンク系だった。
花びらの先のほのかなピンク色が何とも可愛いらしかった。
初夏の涼風がソヨソヨと吹くと一斉に葉が揺れてまるでハスの花がダンスをしているような感じであった。
大きなハスの葉が群生していて 極楽浄土そのもの、ハスの花を眺めていると心が安らいでくる。
ハスの花は早朝に咲き、昼ごろには閉じてしまうという。
それでもまだまだ蕾もあり、いまにもハスの花が開きそうな予感がする。
天龍寺の放生池は嵐山の借景を受けて、いま、ハスの花が見ごろであった。(6/29撮影)