祇園甲部の置屋・多麻さんのまめ柳(りゅう)さんとまめ春さんの舞妓姿をカメラに納め満足したが、祇園東でお店だしがあるので行った。置屋・満さんで午後15:00から地方「じかた(三味線)」の芸姑さんとして「お店だし」があり、大勢の人が待っていた。
満彩希(まさき)さんは同志社女子大の学生で芸妓さんになるのは初めてで、三味線の演奏を担う地方(じかた)としての「店出し」だった。
祇園東の置屋・満さんの前には、男衆さんと「満彩希(まさき)」さん、満の先輩芸妓?写真愛好家たちはシャッター音が鳴り止まなかった。
お茶屋・満さんで儀式を終った「満彩希」さんは、小雪の舞う屋外に踏みだし、あいさつ回りに出かけた。
元々、故郷で三味線を習うなど伝統文化に関心があったという満彩希さんは京都の同女大に入学したという。
満彩希さんは勉学のほか日本舞踊を習っていたが、より京都らしい場所を求めて祇園東のお茶屋「満」にアルバイトに入ったという。
昨年からは住み込みで修業し、仕込みとなり大学に通いながらの三味線や舞踊、お茶の稽古、京ことば独特の‘なまり’の習得に努めた。
この三月卒業式を前にしての「お店だし」も無事にすんだ。
満彩希さんは先輩芸姑さんと男衆さんと三人で「ごあいさつにまいりました」と丁寧にお辞儀をした。
花街、祇園東の地方はわずか三人で後継者が不足しているが厳しくも温かく見守っていきたいものである。(3/10撮影)
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