2009年3月30日月曜日

堀川:せせらぎ復活

市民の憩いの場になればと
子どもたちが水遊び市民の憩いの場になればと「水のない川」だった堀川にせせらぎが戻った!
私は復活をした京都市内堀川・一條戻橋から二条橋付近の遊歩道を散策した。 戻り橋付近で遊ぶ子どもたちドーム型橋桁
堀川は平安時代に造営され北山の木材を運ぶための運河だったという。
また、京友禅盛んなころ友禅染めの「友禅流し」をする姿もみられた。
堀川は昭和30年代に下水道整備や浸水対策で水は涸れ、水路跡(今出川~御池)だけになっていた。市電堀川線の記憶ハイポーズ、伯母ちゃんのデジカメで
流れが途絶えていたが、京都市は2005年に着工し18億円かけて親水公園(一条通~押小路通)の水路(4・4km)を整備、琵琶湖疏水から通水した。 二条城前のさくら
伝説の一条戻橋第二疎水分線から導水した流れは水路を伝って市中心部を南北に貫き、水路「堀川」が復活した。石垣に刻まれた、二条城の歴史
手づくり水車一條戻橋の北側に設置された水車には「手づくり水車」計画と役割など「水車により発電中」と書かれた電灯があったが、工事中で水車は回転していなかった。遊歩道の終点は二条
職人の街、堀川琵琶湖疏水からポンプでくみ上げた水は滝をつくり、河はなだらかに傾斜、綺麗に整備されていた。 犬もせせらぎ散歩
遊歩道散策のコースも工夫されて左右の遊歩道散策のコースも工夫されて創られていた。
散歩している方にも聞てみたが、皆満足の様子だった。
特に小さなお子さん連れや老若男女「憩いの場」として、期待する声もあがり地域住民からの活性化は臨まれている。階段があり車いすには無理スケボーフアンの若者が来てジャンプ
障害の方にも遊歩道として散歩をお薦めできるのだが、階段が二ヶ所あり車いす使用者には残念だが無理だとおもった。スロープでの態様が望ましい!
その他、6項目の注意事項もある。勿論、他人の迷惑になる行為は避けたい!
スケボーフアンの若者が来てジャンプを楽しんでいたのである!
復活した堀川の遊歩道を散策しておもった‥‥

2009年3月29日日曜日

旧・閑谷学校(しずたに)


閑谷学校”国宝”講堂
聖廟の前の「楷(かい)の木」岡山県備前市閑谷に1670年開校の日本で一番古い庶民の学校があった。
私は以前TV放送を観て一度は訪れたいと思っていた!
奇しくも閑谷学校は友人の故郷であり、私の抱いていた念願が叶ったのである。
閑谷学校は、備前藩主池田光政が創設した。聖廟、大成殿・孔子像がある
さくらの花が咲きかけていた武士の子弟が学ぶ藩校は岡山にもあったが、藩直営の学校・閑谷学校は初めから庶民の学校・地方のリーダーを育てる学校として、寛文10年(1670)に作られた。身分制度が厳しかった江戸時代中期において、武士だけでなく農民など庶民をはじめ、他藩の者に対しても門戸を開放した学校としては世界最古の庶民の学校とも言われている。当時としては先進的な教育機関だった。
二段重ねの屋根にある二対の「しゃちほこ」の鯱はこの門だけでその凛とした姿は印象的だ。またの名を鶴鳴門。この学校の正門をくぐると、俗世間を離れた別天地が広がった・・・この校門の建築物、二段重ねの屋根にある二対の「しゃちほこ」の鯱はこの門だけでその凛とした姿は印象的だ。また門を開閉する時、鶴の鳴き声に似た音がするので、鶴鳴門とも呼ばれている。

                        建物の瓦は備前焼製であり、備前焼瓦は1700年ころから焼き始められたと言われている。閑谷学校では、10万枚の備前焼瓦が使われている。
現在の瓦は昭和34年から37年にふき替えられたものであるが、元禄時代、破損した元禄瓦が無断で持ち出されるのを防ぐ為、古い瓦は学校内のある場所に埋められてしまったという。創設者池田光政を祀っている閑谷神社
大成殿には孔子像が安置されている。学校校門をくぐり、中庭を挟んでほぼ正面にあるのは聖廟、大成殿・孔子像と東に閑谷神社入り口。閑谷学校の創設者池田光政を祀っている。
聖廟は孔子廟または西御堂ともいい、閑谷学校では最古の建物で貞享元年(1684)大成殿には元禄時代に鋳造された孔子像が安置され毎年10月第4土曜日拝観できる。
聖廟の前には種で育てた一対の中国原産の珍木「楷(かい)の木」がある。
楷の木:ウルシ科の落葉高木。中国、曲阜の孔子廟の植樹と伝える。
閑谷の秋を彩る紅葉は最高にきれいだろう。国宝内部は拭漆で仕上げられており、床板は顔が写るほど磨きあげられている。
築後300年の歳月を全く感じさせず講堂は荘厳さを保っている。閑谷学校講堂は、元禄14年(1701)備前藩主池田綱政(光政の子)が完成した。入母屋造で備前焼の瓦が美しい。
閑谷学校は(国宝)に指定されており建築物の中でもっとも重要な建物である。
講堂の周囲は回廊をめぐらし、木部は全て拭漆(ふきうるし)で仕上げられており、床板は顔が写るほど磨きあげられている。丸柱10本の欅も当時の儘である。建築後300年の歳月を全く感じさせず講堂は荘厳さを保っている。 団体さんの方たち
講堂正面の壁に「定(国宝)」と「朱子公学規」がかかげられ東側には「克明徳」の額があり、学生たちは儒学「朱子学」を学んだ。
団体の方たちが説明を受けていた。座り方から手解き受けて論語を一つ、大きな声で、「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」を復唱していた!
講堂の隣には、習芸斉・飲室があった。広い講堂の中では火の気が無く冬はさぞ寒かったと想像される。
飲室は師匠・生徒の休憩室で中央には1m四方の花崗岩をくりぬいた炉(ろ)があるが、「斯炉中炭火之外不許薪火」と刻まれていて、生徒はこのきまりを忠実に守り天井は少しもくすんでいない。
石塀(せきへい)は元禄14年(1701)の建造で高さ、底部の厚さ共に2mのカマボコ型の石塀で、敷地の周囲を巡って765m続いている。日本では珍しい工法で中国の影響を受けて作られたといわれている。石塀(せきへい)は敷地の周囲を巡って765m続いている。
花崗岩をくりぬいた炉(ろ)があるが、「斯炉中炭火之外不許薪火」さぞ寒かっただろう。また樹木も茂らない人口の丘が築かれている。これは国宝や重要文化財などを守るため「火除山(ひよけやま)」にしたという。スプリンクラーなどなかった時代、人間の知恵だった!人口の火除け山!火災は怖い現在閑谷資料館閑谷学校資料館にも行った。
閑谷学校として30年の歳月を要し池田光政が津田永忠に学校建設を命じ創設された。 石門は学校の南1kmにあって生徒たちは襟を正して登校した。記録では4mあるが今は埋没している。
判地幅7m、長さ100m藩校の象徴として設けられたと思える。元禄14年あの赤穂浪士が討ち入りのとき、新講堂が完成したのである。昭和39年(1964)閑谷校舎は閉校に閉鎖になったという。
友人の御祖父様や御伯母様も卒業生だという。私は遅まきながら閑谷学校を雰囲気を味わった様な気分がした。備前市日生町寒河(そうご)に始めて行ってみて車もない社会、閑谷学校へは片道16キロの道程、朝星・夜星で峠を越え歩いたという!勉学のために・・・
楯越山からみた日生の街日生港また友人は自宅から4,5キロの楯越山に車で連れて行ってくれた。
瀬戸内海に浮かぶ島々と日生の街を手に取るように眺め楽しんだ!
お世話になった友人宅楯越山山頂からみた瀬戸内の島々
JR新快速で2時間少々で岡山県、友人に感謝御礼、楽しい旅だった!
旧・閑谷学校
(料 金)大人300円 小中学生100円 65歳以上120円 (障害者無料)
(開 館)9:00~17:00
(交 通)JR山陽本線吉永駅/車5分 山陽自動車道備前IC/車15分 
(駐車場)普通車250台 バス13台 
(住 所)備前市閑谷748 
(電 話)0869-67-1436 特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会

2009年3月21日土曜日

キリン・ビアパーク神戸&神戸三田プレミアム・アウトレット

神戸三田プレミアム・アウトレット、ロスの高級住宅街「パサディナ」をイメージした建物
正面に見えるのは尼崎工場で35年間、麦芽と温水、副原料とで麦汁をつくってきた100キロリットル入る糖化釜。いつもお世話になっている京都市洛南身体障害者福祉会館からレクリエーションがあった。行先は兵庫県神戸市北区にある「キリンビアパーク神戸&神戸三田プレミアム・アウトレット」だった。
自然豊かな神戸工場のブルワリー工場見学とビールの試飲や「丘の上のビアレストラン」でランチタイムもあった。工場の製造工程を見学。
甲子園球場の約6培の広さの敷地面積・5種類のビールを製造している小高い丘の上にあるキリンビール神戸工場は、尼崎にあった工場が1997年に移転したものだ。敷地面積は広大で24万7千㎡で甲子園球場の約6培の広さ。年間約30万キロリットルを製造していて、350ミリリットルの缶に換算すると約8億6千万本。全国に11か所ある「キリンビール工場」の中では5番目の製造能力だという。原料の麦芽、ホップ、水と米、ビールがおいしく飲めるのも、すべて自然の豊かな恵みのおかげだ!
工場には「キリンビアパーク神戸」が併設されていて、歴史、仕込みの様子を紹介する「仕込みシアター」や製造ラインを約40分かけて見学することができる。
ツアーの最後にはビール(車運転手の方、お子さんにはキリンの清涼飲料水)の試飲がおつまみ付で2杯。1888年(明治21年)ラベルも年々変わっている。
ガイド”松島清香”さんが記念撮影!ガイドの方のビールの美味しい飲み方や詳しい説明に感心することも…
知識を深めた後に飲むとさらにコクを増したように(?)感じたのは私だけ… あの!これ何にだたのか?
「丘の上のビアレストラン」お腹空腹、遅い昼食!
焼きたてのパンが美味しかった「丘の上のビアレストラン」ではランチタイム。昼食の時間はオーバーしていたが料理と自家製焼きたてパンが食欲をそそり大好評だった。(空腹のためか?…)
キリンビアパーク神戸から直ぐのところに神戸三田プレミアム・アウトレットモールがある。
2007年7月グランドオープンした。

最近、TVなどでも話題になっている、神戸三田プレミアム(超過額)アウトレットモールを散策してみた。ロスの高級住宅街「パサディナ」をイメージした建物には、
国内外のブランドをはじめ90店舗。広大な敷地に開放感のある大人の街だ!
隣接にはイオンモール神戸北もあり歩道橋を歩いて行くことができる。プレミアム・アウトレットモールのお帰り道
「大人の街」国内外のブランドは90店舗ところで、予定では午前9:00出発、名神・中国自動車道を経由して10:30キリンビアパーク神戸に到着のはずだったが、名神吹田JCTから中国吹田ICから渋滞に巻き込まれて倍の3時間かかってしまったのだ…。
帰路、中国神戸三田IC17:00前、今度は事故渋滞…15キロ、福祉会館到着は19:30ごろであった!
マイカーのラッシュで一気にGW並みの通行量が始まり、休日の高速道路料金の割引が輪を駆けP・Aもにぎわっていた。三連休の最初の日であり、皆さんお出掛けのようだ!
”元気を回復する”ためのレクだったが、車渋滞でいささか疲労困憊気味であった。

2009年3月20日金曜日

京都・東山 花灯路2009

八坂の塔(法観寺)京都の春の風物詩となっている京都東山花灯路がことしで7年目になるという!観光客がたくさん来ていた二年坂










幻想的な夜の京都の雰囲気で東山一帯の散策路は観光客で賑わっている。
南は清水寺から円山公園・八坂神社を通って、北は青蓮院までの散策路約4.6km
京情緒豊かな露地行灯(約2400基)の「灯り」と「花」で飾られている。
趣の異なる優しい灯りが町並みに映え、古都は様々に表情を変えていた。門前町の店頭に彩りを添える“はんなり”とした灯り京情緒豊かな露地行灯
3月と言えば京都の観光が暇なシーズン、花灯路のイベントで毎年100万人以上の観光客が訪れるという。(開催は、3月13日~22日)
情緒豊かな京の景観と相まって幻想的な雰囲気を醸し出す花灯路を辿ると、北は青蓮院から知恩院-八坂神社-円山公園-圓徳院-高台寺-八坂の塔-南は清水寺の寺院を巡ることができる。 ねねの道から…(料亭)
ほのかにやさしい行灯思わず歩きたくなる路が浮かびあがり、行灯が優しく訪れた人々に感動を与える。八重の梅が満開
幻想的な夜の京都

木々にゆらめく陰影、白壁や土塀・石畳に映えるほのかな灯り、門前町の店頭に彩りを添える“はんなり”とした灯りなど、京都の町並みの魅力を堪能できる。東山通から行灯と八坂神社行灯(円山公園)
ライトアップに照らされた祇園閣“灯りと花の路”幻想的な風情を味わい豊かな古都ならでは満喫させてくれる。
周辺の寺院・神社では特別拝観やライトアップが実施されている。

京都・東山 花灯路
3月13日(金)~22日(日)18:00~21:30 
雨天決行
青蓮院―清水寺間 円山公園・東山一帯