2012年11月30日金曜日

 大原野 善峯寺の紅葉

つづく・・・29日、長岡京光明寺の薬医門「紅葉のトンネル」の圧巻は京都一を誇る素晴らしさを胸に秘め裏参道の人々へと続き、帰りなくない心境になった。
紅葉と経堂山門と紅葉大原野の善峯寺は小塩山の中腹で、もみじはやや遅い感じであったけれど、中々どうして紅葉と散りもみじが綺麗で色鮮やかだった。
開山堂、源算上人127歳の像があり、長寿のご利益がある
参道は阿弥陀堂へ続く釈迦堂へ続く参道は散りもみじ善峯寺は、通称“松の寺”と呼ばれ徳川綱吉の生母“桂昌院ゆかりの寺”である。
多宝塔は重要文化財桂昌院廟に行く平安中期、1029(長元2)年、恵心僧都の弟子・源算上人の開基と伝えられる。 本尊は十一面千手観音菩薩像で西国三十三所第20番札所でもあり、西山宮門跡の名刹である。
鎌倉時代、慈円大僧上から伝教大師筆の法華経が納められたところけいしょう殿の側、紅赤のもみじ
開山堂から見た大阪北部の町振り返れば、後方に約300年のお地蔵さまが見えた!1036(長元7)年、後一条天皇より良峯寺の寺号を賜り、以来、歴朝の崇敬厚く、白河天皇によって諸堂が建立、後花園天皇が伽藍を改築し、往時には僧坊が50余に及んだが応仁の乱で焼亡した。
奥の院の池の反対には無造作に地蔵があったその後、江戸時代に桂昌院により再興され現在に至る天台宗の寺院である。 また通称・松の寺としても有名で天然記念物の樹齢600年「遊龍の松」があることでも知られている。
阿弥陀堂境内敷地は3万坪(10万㎡)で四季折々の花が咲いている。 回遊式庭園になっていて一周約40分で観られ、京都市内や大阪北部が眼下に一望出来る。
善峯寺本坊と色つくもみじ一月前も善峯寺の秋明菊が美しく咲いているのでバスで出かけたが今回、4年ぶりの紅葉狩りになり車で参拝するのは始めてでH氏に感謝したい・・・。(完)
<善峯寺の紅葉>
住所:京都市西京区大原野小塩町1372  電話:075-331-0020
拝観:境内自由
料金:500円 障害者300円
交通:阪急東向日町駅~阪急バス善峯寺行き、下車徒歩10分         
    注・善峯寺行きバスは毎時42分に運行している
駐車場:有料500円

2012年11月29日木曜日

長岡京 西山光明寺(せいざんこうみょうじ)

京都府長岡京市栗生にある光明寺は、法然上人ゆかりの西山(せいざん)浄土宗の総本山である。
表参道総門からは人の波!!29日、Hさんの御厚意により三週続けて紅葉狩りへ出かけ、長岡京市の光明寺と大原野の善峰寺に行った。最初は光明寺から、紅葉が非常に美しい寺院で30,50人くらいの人たちが9時開門を待っていた!
鐘楼前は朝陽があたって眩しく美しい・・・光明寺の境内は秋になると鮮やかな紅に染まる。特に勅使門から紅葉が埋める様子が素晴らしく、「もみじ参道」は薬医門から総門まで‘紅葉のトンネル’の中を進んで通り過ぎ見応えがある。
御影堂ともみじ釈迦堂前のもみじ光明寺の順路は右手の表参道を登り、法然上人立像を礼拝し本堂である御影堂から廊下を経て階段で信楽庭へ下り、庭園を拝見後、薬医門からの紅葉のトンネルを眺める順路となっているが・・・人と反対な事をする輩もいる!
境内は広く総門をくぐり石畳の表参道を登ると美しい紅葉が出迎えてくれる。右に観音堂、左には江戸前期の鐘楼、手水舎の前に法然上人像がある。
薬医門 正面には壮大な御影堂、1753(宝暦3)年再建、右奥には1799(寛政11)年の建立の阿弥陀堂やその奥に御本廟がある。急な階段を下りると1736(元文元)年建立された大きな釈迦堂(方丈)と信楽庭がある。光明寺は紅葉の見事さは京都でも屈指の素晴らしいところで有名なのは薬医門の裏参道、鮮やかな紅葉の真っ盛りだった。
ゆるやかなスロープ、その名も「もみじ参道」、その中間に薬医門がある。紅葉はこころが優しく華やかにする魅力があり、全山真っ赤な紅葉のコントラストが絵に描いたような美しさに色づき、訪れた人々を圧巻し圧倒する。
見上げると「モミジのトンネル」はなんともロマンチックなムードで一時だけしか味わえない至福の時間を持たせ癒してくれる。普段はひっそりとした境内も紅葉のシーズンは大勢の観光客や参拝客で賑わう。
もみじ参道御影堂の廊下もみじが各所で見られ、このロケーションの素晴しさ感動は自然が織りなした美しい紅葉、長岡京の古刹・光明寺である。善峰寺へつづく・・・
<長岡京 光明寺>
住   所:京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1 電話:075-955-0002
紅葉特別:2012年11月17日~12月9日 入 山 
時     間:9:00~16:00
入 山 料:高校生以上500円 ・障害者無料
交  通:長岡天神駅(阪急)長岡京駅(JR)下車、
阪急バス 20、22号系統約15分、旭が丘ホーム下車すぐ
駐 車 場:あり(1000円)

2012年11月28日水曜日

京都 紫野 高桐院(こうとういん)

大徳寺の塔頭の一つである高桐院は、大徳寺山内の西に位置し、方丈前庭に降り注ぐ“散りもみじ”が有名で27日行った。高桐院の表門を潜り、境内の参道の風景が一変、敷詰められた楓と竹林の青葉の美しさに圧倒される。
長い参道は表門から鍵の手に唐門を望む唐門に散った散りもみじが美しい・・・庫裡へ向かう長い石畳の参道は、“散りもみじ”はカメラマンの被写体として人気のスポットだ。
唐門上のもみじ高桐院は1601(慶長6)年、江戸時代初期の武将・茶人で利休七哲の一人として細川忠興(三斎)が建立、開基は叔父(父の弟)の玉甫紹琮(ぎょくほじょうそう)によって父藤孝(幽斎)の菩提所である。
玄関の奥に中庭があって、中庭の風景が‘額縁’で切り取られたように感じた書院からの紅葉風景・・・玄関の奥に中庭があって、中庭の風景が‘額縁’で切り取られたように感じで美しい光景・・・本堂(客殿)、南庭は竹林を背景に楓と石灯籠と緑苔で構成された簡素な庭園、赤い毛氈に座り散りもみじを眺め、しばし、瞑想する。
緑苔と散りもみじが美しい光景本殿から観た風景本堂、脇から庭園へ降りることが出来、飛び石伝いに紅葉や庭園の奥、細川忠興(三斎)とその夫人ガラシャの墓とされる石灯籠を散策した。
土蔵屋根に積もった美しい散りもみじ本殿前の散りもみじ庭の一角に灯籠があり、灯籠にまつわる逸話がある。この石灯籠の持ち主は「千利休」で、その灯籠を見た豊臣秀吉が欲しがった。
真っ赤なもみじと黄色のもみじ本堂、脇から庭園へ降りることが出来る秀吉には渡したくない利休は、灯籠の一角を壊し「上様に献上するにはふさわしくない」と阻止し、利休の弟子で高桐院を建てた細川忠興に譲ったと伝わる。
庭園の奥、細川忠興(三斎)とその夫人ガラシャの墓忠興の奥方の細川ガラシャ(明智光秀の娘)の墓石として使われている。その横には、細川家歴代の墓石が並んでいる。
地面低く納められ、おり蹲踞(つくばい)と呼ばれている庭園のほぼ中央、「袈裟型おりそんきょ」とよばれる、秀吉の家臣加藤清正が朝鮮王城の羅生門礎石を持ち帰り三斎へ贈ったもので、地面低く納められ、おり蹲踞(つくばい)と呼ばれている。
三斎井戸三斎は燈籠と共に愛用し熊本、江戸間の参勤交代の時にも持ち歩いたという。また近くに墓石に捧げ「三斎井戸」も見られ今でも水が満々としていた。 本堂北にある書院は、利休屋敷から移築したもので、茶室「松向軒」は散りもみじに気が取られて残念ながら拝見することが出来なかった。
ギャル4人が散りもみじを観賞紅葉した楓の葉が散り、本堂から観た庭園の光景は静寂と風雅で強く印象に残った。高桐院に行く途中、大徳寺の塔頭の寺院は秋の紅葉の映える美しい名園庭園など特別公開していた。大徳寺に参るのは始めてでその広さにただ驚いた。
<大徳寺 高桐院 >
住所:京都市北区紫野大徳寺町73-1 電話:075-492-0068
拝観:9:00~16:30   
料金:400円・障害者350円(小・中学生はお断り)
交通:市バス「大徳寺前」下車北へ約100m