当初香隆寺と称したが、960(天徳4)年に宇多法王の勅願により、寛空僧正が再建し寺号を上品蓮台寺と改めたという。
本堂には村上天皇より賜った上品蓮台寺の勅額を掲げ、本尊の延命地蔵菩薩像を安置している。
この寺が「十二坊」の名で呼ばれるようになり町名も「紫野十二坊町」の由来となっている。
境内にはソメイヨシノの大木もあり、観光寺院ではなく、春は本堂の前の紅枝垂れ桜はとりわけ美しく華やかな色彩で寺を彩っている。
上品蓮台寺は千本通「ライトハウス前」下車徒歩約1分の所にあり上品な紅しだれ桜がある。(3/28撮影)