昨日(29日)、洛西ニュータウン付近にある市立芸術大学はサツキが満開で、さながらピンク色の絨毯を敷き詰めたような幻覚を覚えた。
国道9号線、沓掛口で市バスを下車、いつもお世話になっている洛西シミズ病院は病気以来19年間診察・リハビリに来ていたが芸大のサツキの花は知らなかった!
芸大の案内人に挨拶して校内にお邪魔したが学生さんは10:00前で見えなかった。
石段をひとつまたひとつずつ上がると違った景色が飛び込んで来てシャッターを押した。
バスや電車を乗継して行かなくてもこんな近くに「サツキの樹林」があることが分った。
だが芸大閉校すれば、悲しいかなこれが見納め?になるだろうと思った。
京都市立芸術大学は昭和55年に9号線沿いの西京区大枝沓掛町に統合移転し今年で35年経った。
日本の公立大学で昭和25年に設置され、初の公立の絵画専門学校を母体に設立され多くの芸術家を輩出している。
緩やかな坂を上って来ると正門があり、その丘がまさにピンクの絨毯でこの上ない幸福の境地だった。
しかし交通が不便と他大学や学外との交流に支障をきたしている。
建物の老朽化、傾斜地にあるためバリアフリー化が進まないことなどからJR京都駅のすぐ東側の崇仁小学校跡地を中心とした地域への移転となった。
大学転出後の洛西地区の活性化への取り組みを望みたい。続きは王将洛西芸大前店とする。(5/29撮影)