記念写真を撮影に先輩芸姑「雛菊」さんと「雛祐(ひなゆう)」さんが店前でポーズを撮ってくれ俄かに活気付いた。
今日デビューする新舞妓さん「雛祐」さんと雛菊さんと男衆さん三人でご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶をした。
だが挨拶に廻ってポツリと小雨・・・ミゾレが降りだした?
男衆さんの差し出す赤い番傘で凌いで新舞妓さんの「雛祐」さんはコートも羽織らずご贔屓筋に廻って丁寧に挨拶をした。
置屋では、舞妓さんになるまで「仕込み」さんと呼ばれ、京言葉や立ち振舞いなど舞の芸事を習得し、これらが及第点に達し、やっと舞妓さんになれるという。
店だしとは『舞妓さんデビュー』のことで、幼い少女が晴れて正式に舞妓さんになった儀式をすることをいう。
店出しは、特別な日で襟足のおしろいは三本足(通常2本)に塗る。 また一年未満の舞妓さんは『下唇』にしか口紅をつけることができないという決まりがある。
舞妓さんと芸妓さんの違いは、舞妓さんの場合、地毛を結い花簪(はなかんざし)で華やかに飾る。
新舞妓さんの「雛祐」さんは「芸妓」になる前の5~6年の修練期間経て一通りの舞や三味線、お囃子などを勉強し芸妓さんになるための修業をするという。
公の廓とされた祇園内六町の新地が明治19(1886)年に京都府の命で二分され、昭和24(1949)年に東新地と呼ばれ一時は「祇園乙部」と呼ばれていた。
戦後は祇園東の名称となり東大路、四条通り、花見小路、新橋通りで囲まれた区域という。
雨もそんなに強くなく冷え込むが1時間半ほとで廻り終えた。芸姑の雛菊さん、雛祐さん、お疲れたんでした。おまけ(3/23撮影)
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