歌舞練場では5/1~24日まで『鴨川をどり』を開催していたので「衿替え」や「店だし」は行なわれていなく満を持しての衿替えだった。
衿替えのあった置屋「勝美」さんの場所は、先斗町から木屋町通りに抜ける路地でその場所には関係者のみであった。
真夏日の太陽が照り付けカメラマンたちは日差し除け公園で待った。
今日の主役、ひづるさんは13:20衿替えのため、新調の別誂えた豪華な「黒紋付き」を着付けてもらい、女衆さんと共にお茶屋さんに挨拶廻りをした。
それを取り巻くようにカメラマンたちは足早に狭い先斗町を南北に歩いたが、カメラマンの数は20人足らずだった。
舞妓さんの髪は地毛で結うが芸妓さんは鬘(かつら)、バッサリと髪を切ってしまうという。芸妓さんになって嬉しい事は、髪の毛を気にしながら眠らなくてもよいという。
ところで置屋(屋形とも言う)お茶屋さんは花街特有の格子と提灯は風格がある。
お茶屋の世界では「一見さんお断り」の精神が今でも息づいている。利用するには、常連客や料亭、旅館から紹介してもうらうのが得策だという。
先斗(ぽんと)という地名、語源はポルトガル語のponto(「先」の意)にあるとされる。しかし、正確には"PONTA"なのに、なぜ「先斗」の字があてられたのか謎とされているという!
初芸姑のひづるさんは各お茶屋さんや通りあったお姐さんにお辞儀をし、女衆さんと一緒にご贔屓筋に回り「今後ともおたのもうします」と挨拶した。(5/29撮影)
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