17日、下京区の繁盛(はんじょう)神社で例大祭があり見に行った。繁盛神社は室町高辻通を西に入った北側にある小さな社である。
安芸の宮島、京都神泉苑、京都繁盛神社のご祭神は同体とされ、古くより信仰を集めている。
例大祭は昭和17年から途絶えていて早72年となっている。
神社は昨年神輿巡行を再開させ、今年は神輿倉に眠っている釜で熱湯を沸かし、無病息災を願う「湯立神楽」を行なった。
宮司が祝詞を上げ御祓いをすました後、巫女さんが73年ぶりに笹で大釜の熱湯を振りまいた。
巫女さんは大釜の熱湯に笹を浸たし素早く振ると濛々と湯煙が舞いあがった。
笹は参拝者に無料で配られ、しぶきを浴びた氏子らは伝統の復活を喜び、厳かな神事であった。
湯立神楽の大釜は昭和八年五月となっていた。
続いては氏子らによる神輿巡行で午後1時から新町通や綾小路、松原通の囲まれた地域を練り歩るいた。
神社は商売繁盛の御利益がある宗像三女神「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)田心姫命(たごりひめのみこと)湍津姫命(たぎつひめのみこと)を祀っている。(5/17撮影)
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