区民の木になっているヒトツバタゴは、別名「ナンジャモンジャ」といって、モクセイ科ヒトツバタゴ属の一種である。
同じモクセイ科の「トネリコ(別名タゴ)」に似ているが『一つ葉タゴ(ヒトツバタゴ)』は単葉であり、この和名がついたという。
高さ15m~20mの大型の落葉高木で、葉は長楕円形4cm~10cm程度となり、長い葉柄を持ち雌雄異株で対生する。
花を観察すると枝上に円錐状の集散花の配列をつけて、多数の小さな真っ白い花を開き、そよ吹く風になびかせて可憐に咲いている。
花冠は長さ1.5~2cmで深く4裂、裂片は細く初夏の花として、清々しい気持ち与え爽やかな涼風を感じさせる。秋には、直径1cm程度の楕円形の黒く熟した果実をつける。
然して人気もない“ヒトツバタゴ”だが、白い花が満開に咲くと爽やかな初夏の涼風となる。
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