朝降っていた雨がすっかりと上がり最終目的地、橿原市小房(おうさ)町にある、バラの花で有名な通称「おふさ観音」に立ち寄った。おふさ観音は昨年7/9に訪れた場所で7月~8月31日は風鈴まつりが行なわれている。
おふさ観音は特にバラの花が有名で境内では鉢植えが所狭しと並んでいて参詣者をもてなす「花まんだらのお寺」とも呼ばれている。
大和路花めぐりのバスツアーの一行は境内を埋め尽くす3,200株、約3,200種類のバラの花を無料で楽しめ堪能した。
おふさ観音は、境内で副住職がバラを育てていて、オープン・ガーデン形式をとっている。
花の女王と呼ばれるバラの濃厚な香りと様々な色彩が織り成すファンタジックな光景は華やかな感動を与えてくれる。
バラの美しさで心と体を癒やしてもらおうと、寺が平成7(1995)年から「バラまつり」が行なわれているという。
境内一面に美しい満開のバラが咲き誇り、この時季観る人を魅了し芳しい香を放って心を癒してくれる花浄土だった。
大和三山の耳成山と畝傍山のほぼ中央に位置する「おふさ観音」は、山号を十無量山、正式名称は高野山真言宗別格本山 十無量山 観音寺という。本尊は十一面観世音菩薩である。
慶安3(1650)年、鯉ヶ淵という池の中から白いカメに乗った観音さまが現れ、それを発見した付近に住む娘「おふさ」が小堂を建立して観音を祀ったことが起源とされている。
山門には大和の国、藤原京の大極殿を真ん中にして、東に安倍文殊院、西におふさ観音があり、「ぼけ封じ」の霊場としてご利益があるという。
おふさ観音の「風鈴まつり」は、夏に厄払いの風習があり無病息災を祈願し、心地良く感じていただける方法はないかと考えて風鈴となった。(完)(5/21撮影)
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