昨夜来の小雨もすっかり上り快晴になった。
北山のゲートを潜って入園すると竹笹園の左側にシャクヤク園がある。
昔から女性の美しさを形容することばに『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』の通りシャクヤクの花は素晴らしいの一言に尽きる。
スラリとした八頭身美人の背丈の高い花茎が、天空に向けて伸びている姿は美人を例えていえる。
昔からシャクヤクの根は薬用として用いられ、消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗けいれん作用など希少価値の高い薬用植物であった。
シャクヤクの花はボタンと非常によく似ていて、ボタンが咲き終わるのを待つようにして美しく咲き誇っている。
ボタン科の多年草で高さ約60cm位で、葉は複葉になり初夏、大形の紅色や白色等々の様々なボタンに似た花を咲かせる。 その独特の芳香は、花は切り花や鉢植えとして植えられてきた。
ボタンが樹木であるのに対して、シャクヤクは草に分類される。シャクヤクは、冬は草のために枯れてしまい休眠するという。
中国東北部や朝鮮の原産で、平安時代に渡来し、根は薬用として用いられ、美しく咲く花は観賞用にも栽培され約3000以上の品種があるという。(5/13撮影)
0 件のコメント:
コメントを投稿