11日、右京区嵯峨野広沢池畔にある「平安郷・新緑の一般公開」に行った。この催しは新緑の一日だけ一般公開している。
庭園内では満開のカキツバタやグロバーなどの春を彩るさまざまな草花たちが華やかに植えられていた。
広々とした約1万5千坪の平安郷の庭園、柔らかな山麓は歴史的風土保存特別地域に指定にされており嵯峨野広沢池付近は平安時代の面影を残している。
風光明媚な風情が保たれていて広沢池畔に一条山越通りの一角に世界救世教の聖地・平安郷がある。
広大な敷地面積約3万坪の中に春夏秋冬、可憐な花が咲き誇る憩いとして庭園を設け人々の安らぎの場としたという。
教祖が美をこよなく愛したことから、自然豊かな美しい景色のある春と秋が好く、京都・平安郷は1950(昭和25)年ごろ聖地となった。
快晴の平安郷、表門入口から入門、美しい広沢池と竹林を観ながら歩くと中門であった。
広々とした約1万5千坪の庭園には2本の小川が流れ、新緑が眩しい光を放っていた。
中門では一際美しく咲く ミヤコワスレの小さな花たちの姿が可愛らしく、何度訪れても心が晴々とする聖地であった。
広沢池の遊覧の和舟は20人乗りで、桜時季のように混雑もなくスムースに乗り降りできた。
池の一隅に浮かぶ二隻の和舟、平安時代に出来上がったとされる貴族の舟遊び、新緑の静かな水面(みなも)に舟をこぎ出してみたくなる。
時を隔て優雅にゆったりと大宮人(宮中に仕える人)の貴族の心になったような心地になり水上に繰り広げられた王朝絵巻に思いをはせてみた。平安郷のカキツバタはつづきとする。
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