2016年6月28日火曜日

天得院 キキョウの花

連日の雨で庭園ではスギゴケが一面に広がり青紫や白ピンクの可憐なキキョウ(約300本)が咲き見ごろを迎えている。
天得院は、慶長19年、臨済宗東福寺の塔頭で、無夢一清(むむいつせい)禅師によって創建された。
東福寺塔頭の天得院は「キキョウの寺」としても親しまれ、27日行った。

現在の堂宇は天明9(1789)年に再建されたもので、明治元(1868)年には山内の塔頭本成寺と合併して今に至る。

桃山時代に作庭された枯山水庭園は、一重や八重のキキョウの花が咲き乱れている。
初夏の風物詩、青紫や白など、凛と咲くキキョウの花が美しかった。

同院は青紫や白のキキョウと緑の鮮やかなスギゴケの美しさが調和する小さな寺である。
縁側でゆっくりと腰を下ろし、キキョウを楽しんでいる人々があとを断たなかった。

塀の外側には二度咲きの萩と花と紫陽花が咲き、天得院は知る人ぞ知る花の名所である。 (6/27撮影)

0 件のコメント: