2014年5月16日金曜日

葵祭2014 京都御所

15日、京都三大祭のひとつ葵祭が、王朝絵巻さながら華やかに繰り広げられた。 平安時代の華やかな装束を身に着けた約500人の行列が鮮やかな新緑眩しい都大路を練り歩いた。
ヒロイン、第59代斎王代(太田さん)は、十二単姿で腰輿(およよ)に担がれて少し緊張した面持ちであった。
フジの花房で飾られた牛車(ぎっしゃ)。行列は御所建礼門前を出発して下鴨神社に立ち寄り、加茂街道を経て上賀茂神社に向うのだが今回は京都御所にした。
行列を先導する乗尻という。
乗尻は左方とい右方で衣装が違う。御所へは午前7時ごろ着いたが天候が危ぶまれ、人は数人しか居なく好いカメラポジションを取るころができ、曇天ではあるが幸い御所では雨は降らなかった。
検非違使尉(けびいしのじょう)。一行はと午前10時半、京都御所の建礼門前を静粛に出発した。下鴨神社に立ち寄り加茂街道を経て上賀茂神社に向う約2里(8km)の道程である。
近衛使代(行列中最高位)。
走馬、両神社の神前で走らせ、神々に見ていただく馬。葵祭の行列のヒロイン、第59代斎王代(太田さん)は、十二単姿で腰輿(およよ)に担がれて少し緊張した面持ちであったが、にこやかな微笑を絶やさずに詰め掛けた大勢の観光客らが見守るなか、王朝絵巻さながらのみやびな祭りは行われた。
衛士。
祭の起源は今から約1400年前で、正式には“賀茂祭”と云われ、この祭の特徴は、平安時代以来、国家的な行事として数少ない優雅な王朝風俗のまつりであった。
浮流傘と随身。葵祭は、上賀茂・下鴨両神社の例祭で、「賀茂祭」が「葵祭」と言われるようになったのは、元禄7年江戸時代頃のことで、「フタバアオイ」は毎年御所に納められる。
黄色い風流傘。
童女(わらめ)。当日15日は御所の建礼門前で内裏殿宸の御簾(みす)や御所車、勅使、供奉の衣冠、牛馬のすべて『葵』の葉で飾ることから“葵祭”といわれるようになったという。
50人による斎王代列は圧巻。祭りの見どころは、女官が先導する斎王代列(女人列)が続き、斎王代が乗った腰輿(およよ)が近づくと京都御所に集まった大勢の市民や観光客からひときわ大きな拍手があがった。
命婦(みょうぶ)。十二単(ひとえ)に身を包み、フタバアオイと金銀の金具で髪を飾った斉王代を見つめると観客からは「きれい~」とため息がもれた。
騎女(むなのりおんな)。
フジの花房で飾られた牛車(ぎっしゃ)の玉砂利の音の軋(きし)む中、紅色の水干(すいかん)姿の牛童が綱を引く「御所車」に雅やかな王朝の音風景である。
馬上颯爽と参向する斎王付の巫女(みかんこ)の騎女(むなのりおんな)。行列の装束や社殿に「フタバアオイ」を飾ることから“葵祭”といわれるようになった。主役は斎王代と思われているが、天皇の使者として赴く者として祭りの主役は『勅使代』である。
京都三大祭りのひとつ「葵祭」、あでやかな平安装束をまとった行列は1400年の歴史を今も脈々と続いている。(5/15撮影)

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