2013年10月1日火曜日

北野天満宮 ずいき祭 神幸祭

1日、上京区北野天満宮一帯で「ずいき祭」が始まり、“収穫を感謝”する秋祭である。初日は午後1時から神幸祭が営まれ五穀豊穣を願って、豪華絢爛の鳳輦(ほうれん)や鉾などの行列一行が氏子地域を練り歩いた。
巡行路を案内する猿田彦大神が乗る「導山(みちびきやま)」。
天満宮一帯で「ずいき祭」が始まり、“収穫を感謝”をする秋祭である。古風な衣装を身にまとった氏子150人の行列が天満宮を出発し、約1・5km先の御旅所まで3時間かけて練り歩き、ずいき神輿の出迎えを受け、辺りは華やかな雰囲気に包まれた。
可愛い八乙女たち。神幸祭は午後1時、獅子、太鼓、御榊に続いて巡行路を案内する猿田彦大神が乗る「導山(みちびきやま)」の天狗、本殿前の左近の梅・右近の松にちなんだ「梅鉾」と「松鉾」が行列をした。
御剣と御弓。錦蓋・管蓋の後に可愛い八乙女の行列が続いた。
西大路下立売りを渡って休憩所へ・・・。
稚児とその保護者。輦(れん)は神事などで行幸される神霊や天皇の乗り物のことで、第一鳳輦(ほうれん)には主祭神・菅原道真、鳳輦には屋形の上に鳳凰、第二鳳輦、葱華輦(そうかれん)には道真の嫡男、葱の花の飾りがある、第三鳳輦には奥方が載っている。
行列一行は15時30分ごろに上ノ下立売通西大路西入るにある御旅所に到着した。
三基の神輿が無事に御旅所に安置された後に着御祭が行われ、行列に参加した稚児による「八乙女・鈴舞」「八乙女・田舞」が奉納された。
後方の方はブレーキを駆ける!
御旅所に飾られるずいき祭と呼ばれる所以は、平安期より西之京神人が、五穀豊穣を感謝しその礼として、重陽の節句に新穀・野菜・果物などに草花を飾り付け、道真公の神前にお供えしたのが祭の始まりと云われている。
側面は、「かちかち山」と「弁慶」、「富獄三十六景」「ハリネズミ」と「白蛇」。屋根はずいき芋(里芋の茎〕で葺き、神輿の各部はすき間もなく野菜や穀物や湯葉・麩などの乾物類で埋められている。今では二基と淋しくなってしまったが江戸時代には八基が各町から出ていたという。
子ども神輿もずいき作られていた!神輿の四面には、「魚すくい」や「イカ」など、「かちかち山」と「弁慶」、「富獄三十六景」「ハリネズミ」と「白蛇」などの造り物が取付けられている。
八乙女の田舞、鈴舞 奉納した。
三基の御神輿は氏子市中を巡行した後に北野神社御旅所に入った。四隅の瓔珞(ようらく)は、白ゴマ・九条ネギの種・水菜の種・赤茄子・柚子・五色唐辛子などで埋め尽くしている。瑞饋神輿は京都市の無形民俗文化財に指定されている。
三基の御神輿は氏子市中を巡行した後に北野神社御旅所に入った。 御旅所境内と参道には多くの縁日出店が立ち並び、大勢の参拝者で秋祭りの賑わいとなっている。
祭は、10月1日に神幸祭の行列が北野天満宮より御旅所に渡御、4日に御旅所から北野天満宮への還幸祭が行われる。
 <北野天満宮 ずいき祭>
住 所:京都市上京区馬喰町北野天満宮社務所 
電 話:075-461-0005
     北野神社御旅所/御輿岡神社
住 所:京都市中京区西大路通上ノ下立売西入ル西ノ京御輿岡町
拝 観:拝観自由

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