2012年11月6日火曜日

石蕗(つわぶき)とモミジ 圓徳院

6日、東山区祇園にある‘秀吉の妻’「北政所ねね」の終焉の地・圓徳院に「つわぶき」を観賞に行った。秀吉のつわぶきの花はブログを始めた2008年11月にも訪問しているが、久しぶりに可愛い黄色い花に会いたくなった。
正門はおよそ寺のと言う感覚ではなく長屋門の風敷きで武家屋敷の形態である圓徳院のつわぶきの花は今が見ごろである障害手帳(無料)を提示し、圓徳院の中へ入ると前庭の石畳の両側は苔で覆われ「つわぶき」の花が無数に咲いていた。
秀吉公好みの手水鉢(西尾家から圓徳院に寄贈)鞠のように咲くつわぶきの花つわぶきの黄色い花が寄り添うように鮮やかな花の色と緑の苔が調和、素晴しく感じた。圓徳院の正門を潜ると一際色鮮やかなモミジで出迎えてくれる。
南庭正門をくぐると色鮮やかな紅葉正門はおよそ寺のと言う感覚ではなく長屋門で武家屋敷の形態という。秀吉の没後、妻北政所ねねは、ここ東山で波乱の人生を送った終焉の地である。1605(慶長10)年、秀吉との思いで深い伏見城の化粧御殿とその前庭を山内に移築し住んだところ、「ねね」は76歳で没まで19年間この地で余生を送った。
いろは紅葉南庭は白川砂、雲母(石英)でガラス状にキラキラ煌く枯山水という。また襖絵は長谷川等伯のデビュー作「冬の絵(国重要文化財指定)」で桐紋襖の上に描かれ非常に珍しいものである。襖絵は桃山文化の絢爛さを伝えている。京都画壇・赤松燎画伯の遺作「白龍」や数々の障壁画など見所満載である。
北庭(国名勝指定)「ねね」は76歳で没まで19年間この地で余生を送った北庭(国名勝指定)では、小堀遠州作が手を加えた。池泉回遊式だが枯山水となっている。池泉にかかる巨石や他多数の巨岩大岩がふんだんに配置、お抹茶を(有料)いただきながら静かに名園を眺め400年の歴史を物語る。
茶室桐笹文様唐織12月10日(月)まで「高台寺・圓徳院」は秋の夜間特別拝観中である。『つわぶき』はキク科の常緑多年草で茎は60cmくらい、愛らしい黄色い花を咲かせる。
紅葉つわぶき散策にはもってこいの場所で「つわぶき」はいま見ごろを迎えている。

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