2012年5月29日火曜日

シャクヤク園 京都府立植物園

つづく・・・府立植物園は今、花の宝庫でバラ園やシャクヤク園など見ごろは満載である。北山のゲートを潜って入園すると右に高さ2mもの株にたくさんの花をつけた「エキウム・ウィルドプレッティー」という、風変わり花に出会った。
シャクヤク園、華燭の典宝石の塔と呼ばれる「エキウム・ウィルドプレッティー」が迎えてくれるアフリカ西海岸カナリア諸島が原産で6月中旬まで見られるという。バラを観賞に来たので先を急ぐと竹笹園の左側にシャクヤク園があった。
メルベッドときめきシャクヤクはボタン科の多年草、高さ約60cm位で葉は複葉になり初夏、大形の紅色や白色などボタンに似た花を咲かせる。
プリマーベラボタン(牡丹)とシャクヤク(芍薬)は並べてみるとはっきり違うが、漠然とみると非常によく似ているが、ボタンが樹木であるのに対して、シャクヤクは草に分類される。ボタンが咲き終わるのを待つようにしてシャクヤクは咲くが、冬は草のために枯れてしまい休眠する。
朝日の里きのうの名残の雨が残っていたシャクヤクの根は、消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗けいれん作用など漢方の生薬として利用度が高く古くから薬用とした。また観賞用にも栽培され、約3千以上の品種がある。中国東北部や朝鮮の原産で平安時代に渡来したという。
綺麗に咲いたインスベクターの花々「行く春」の品種昔から女性の美しさを形容することばに「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」があるが今時の若い人たちはあまり知らない・・・。(完)

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