2012年5月1日火曜日

乙訓寺の牡丹 2012

30日、京都府長岡京市にある真言宗・大慈山乙訓寺へ牡丹を観賞に行った。弘法大師ご在住の寺としても、牡丹の寺としても多くの人々に親しまれている。
乙訓寺の牡丹は、本山の「長谷寺」から贈られた真言宗・大慈山乙訓寺の本堂と牡丹寺伝によると七世紀ごろ、推古天皇勅願により聖徳太子の創建となっている。
大輪の牡丹弘法大師ご在住の寺としても知られている聖徳太子はこの地に木像の十一面観世音菩薩像を本尊とする伽藍を建立した。現在では大和長谷寺を本山とする真言宗の寺として知られている。
真っ赤な牡丹日傘を差した牡丹 1558~1569年(永禄年間)、織田信長の兵火により一時衰微したが1693年(元禄六)、五代将軍綱吉は堂宇を再建して乙訓寺法度をつくり寺領を寄せ徳川家の祈願寺とした。
種類の違う白い牡丹ことしで四年も訪れている 牡丹の花に魅了して綺麗な花の咲くころ毎年訪れている。ことしは春が遅かったが四月下旬気温も上昇し一気に牡丹の花が開いた。 これに前後して、つつじも咲き陽春は花の寺と様代わりする。
黄色の牡丹はやや晩めの咲く当寺の牡丹は、1940年(昭和15)本山の「長谷寺」から贈られた二株からスタートした。
牡丹が咲き誇る以前の当寺は、表門から本堂まで続く松並木が美しいところだったいう。しかし、1934年(昭和9)、室戸台風で倒木し多大な損害を受けたという。
これから咲く紫色の牡丹白い牡丹の芯は赤い長谷寺第68世能化(住職)海雲全教和上が境内の被害をご覧なり、本尊への供花・荘厳花、参拝者の安らぎを念じられ、牡丹(長谷寺)二株を寄進されたのが始めである。永い間住職が丹精込めて育て、いまや30品種2000株にもなり関西のボタン寺との異名がつくほどになった。
住職が丹精込めて育て、いまや30品種2000株にもなり関西のボタン寺との異名がつくほどになったいまがピークの見ごろ境内は色鮮やかな白・赤や紫・ピンク黄色等などの様々な種類の美しい牡丹が花を咲かせて私たちの目を楽しませてくれる。 見ごろはゴールデンウィーク中だが、いまを盛りとうららかに花びらを吹く風になびかせている。
スケッチや一脚・三脚は使用禁止になっている寺なのに鳥居があった!なお写真撮影はOKだが「スケッチや一脚・三脚」は使用禁止になっている。当寺に最も便利なのはシャトルバスが良く、長岡京記念文化会館前より100円で運行している。
<乙訓寺の牡丹>
住 所:京都府長岡京市今里3丁目14-7 電 話:075-951-5759
拝観時間:8:00~17:00 入山料:500円 ・障害者400円
交  通:阪急電鉄「長岡天神」駅下車西へ3分、長岡京文化会館前
■乙訓寺シャトルバスを利用    
※シーズン中は長岡天満宮(長岡京文化会館前)~随時運行中
駐車場:あり「黒池駐車場」1日500円 午前10時~午後4時まで
■車=名神高速「大山崎」IC~数分

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