2012年3月2日金曜日

近江今津 ザゼンソウ群生地

1日、近江今津町弘川の湿原に群生しているザゼンソウ(座禅草)を観賞した。
雪の中からぽっかりと顔を出すザゼンソウの花は、湖西に春の訪れを告げる植物としても知られている。ザゼンソウは花を咲かせる際に発熱する
ザゼンソウ群生地今年、2月25、26日(土・日)「今津ザゼンソウまつり」が行われたが生憎、雪の降る悪天候であった。説明の看板
高さは10~20cmの植物で2、3月に褐紫色の包に包まれた花が咲く例年ならば見ごろを迎える頃、ザゼンソウ群生地までの約6キロの道程でウォーキングが行われたが不参加でザゼンソウの群生が関西では観ることができなく、やっと念願が叶った。
ザゼンソウは湿原に自生している湿原に約3000株が群生しているJR湖西線・近江今津駅から小浜行きのJRバスに乗車、商店街の中を走り高島高校を左折、国道303号若狭街道、「ざぜんそう前」への停留所まで約7分、国道を渡り左に真っ直ぐ、竹やぶの中の湿地のザゼンソウ群生地に3~4分で着いた。褐紫色に包まれて強く逞しく伸びている
1981年、生徒が理科授業の観察時に発見した今津ザゼンソウは湿原に約3000株が群生している。ザゼンソウは別名・ダルマソウともいい多年草で、僧侶が座禅をしている姿に似ていることから「座禅草」と名付けられた。めしべが成熟するのに1週間23度の発熱をだすという
水に顔を出すザゼンソウそれほど大きくならず高さは10~20cm、サトイモ科の植物で2~3月に褐紫色の包に包まれた花が咲いている。
民家も建ち並んだ竹林の湿原帯に自生していた珍しい植物は、1981(昭和56)年、今津中学の生徒が理科授業の観察時に発見したという。その後大切に保護され、今では毎年、早春の頃に群生地に花を咲かせている。花と葉
今津弘川の湿原のザゼンソウ群生地は、国内自生地の南限であるこの珍しいザゼンソウは花を咲かせる際に発熱する不思議な植物だという。それも30度近くまで達する。そのため外気温がマイナスに下がっても、肉穂花序(にくすいかじょ)は25度近くに保たれる。どうりで雪の中、頭をのぞかせているのは発熱で、周囲が円形に雪が融けていた。今津ザゼンソウ群生地は遊歩道が整備されている
ザゼンソウは花のしくみ今津弘川の湿原のザゼンソウ群生地は、国内自生地の南限とされ、環境省の「自然環境保全基礎調査」の特定植物群落に選定、県の「緑地環境保全地域」に指定されおり、遊歩道が整備されている。
湖西に春の訪れを告げる“今津ザゼンソウ”の植物との出会い、充分楽しみ帰路に着いた。
<ザゼンソウ群生地>
ザゼンソウ群生地 無料
住 所: 滋賀県高島市今津町弘川
電 話:0740-22-2108 (びわ湖高島観光協会今津支所)
交 通: JR近江今津駅~小浜行き、ざぜん草前下車、徒歩すぐ
駐車場:有り 障害者・可

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