2010年1月16日土曜日

敷地神社(わら天神宮)

正式には敷地神社というが通称わら天神で親しまれている
本殿通称「わら天神宮」は金閣寺に近い北区衣笠に位置し、正式名は敷地神社(しきちじんじゃ)という。西大路に入口の鳥居があってふつう正式名ではあまり呼ばれず、古くから安産の神さまとして“はら帯”天神「わら天神」と信仰が厚い。健やかな成長を祈ってお参り
摂社の六勝大神北山天神丘に古代から祀られていた、祭神の木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は応永4年(1397)足利義満が金閣寺造営の際、鎮守神として現在地に遷座した。 二の鳥居をくぐると左に手水舎がある
二の鳥居の正面は、摂社の六勝大神で開運や学問の神としても知られる木花開耶姫は美しい女神だが、夫の「天照大神」の孫で瓊々杵尊(ににぎのみこと)から貞節を疑われ、産屋で子を出産し身の潔白を示したと伝わる。
わら天神は安産、子育ての神として信仰が篤く、授かる御守の“藁”の節で赤子の性別を占う古習がある。安産御守として藁が授与されることから「わら天神」の通称があり、藁に節があれば男児、節がなければ女児が誕生すると言われている。
わらの護符を授かるので、わら天神と呼ばれる由縁である。毎月9日と戌の日には近隣の和菓子司から「うぶ餅(240円)」の接待がある
授かる御守の“藁”の節で赤子の性別を占う古習がある
西大路に面した鳥居をくぐると、参道はカギ型になっていて二の鳥居がある。境内は南北に長く、正面に摂社の六勝大神、その左横は本殿である。
本殿には、成長したことを祝いしてよだれかけなどたくさん奉納、生年月日と名やコメントを書ている。
鳥居前の和菓子司では毎月9日と戌の日にはわら天神宮(神具庫が休憩所)になり、ご祈祷の「甘酒」を配した香り高いきな粉をまぶし、大納言納豆を混ぜ込み、軟らかい特製「うぶ餅」自家製あんが賞味頂け休憩所にて茶菓子の接待ある。 赤ちゃんが健やかに育つように本殿にお参りする
本殿前で初参りに来た男の赤ちゃんをキャッチ本殿前で初宮参りにやって来た、若い子連れの夫婦はデジカメの撮影中だが、声を掛けた。「おめでとうございます」「ありがとうございます」「いま、何ヶ月ですか?」「三ヶ月です」少し男の子は愚図りだしたが、可愛い顔してまたスヤスヤ眠っていた・・・10月生まれなのか!パパに抱っこされた赤ちゃん、ママの大きな愛情を受けて育つことを心で願いながら写真を撮らして頂いた。
わら天神の境内は厳かな涼気が漂い参拝者はそれほど多くなく閑静な佇まいである。大安の戌の日、“はら帯”天神の神・安産御守として藁が授与される。
開運や学問の神としても知られる。
<敷地神社(わら天神宮)>
住所:京都市北区衣笠天神森町
電話:075-461-7676
拝観時間:8:30~17:00
拝観料金:無料 
駐車場:あり
交通:市バス「わら天神」徒歩2分

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