2009年1月19日月曜日

三十三間堂・通し矢

新成人通し矢
堂内は無料開放される 新成人の門出を祝う通し矢が京都・東山区の三十三間堂(正式名称:蓮華王院)で18日にあった。私は半世紀も市内に居住していて弓道大会は観ることはなかった…三十三間堂のバス停に到着して横断歩道で待っていると晴れ着姿の二人連れ会った。「何時から…」と聞く?
「もう男子は始まっている!」それもその筈、10:30である!
急いで三十三間堂の門をくぐったが狭い堂内は参拝の方々や晴れ着・袴姿の方たちで混雑。準備万端お正月行事「通し矢」は毎年成人の日近くに行われる。
全国津々浦々から新成人の記念行事として大学生や、弓道家・熟練の弓道家が集まり腕を競い合う。
60m先の的にその始まりは不明だが、桃山時代にはすでに行っていたという。通し矢とは「的に当たった矢」という意味。
その昔は一昼夜のうちに何本的に当てられるかを競ったと伝えられ、貞亨3年(1686年)紀州の和佐大八郎は弱冠18歳で総矢13053本中、8133本を通し「通し矢」史上不朽の大記録。1分間に約9本、命中率62%と驚異的な記録だった。
いざ!襷掛けで襷掛けも凛々しく袴姿や着物姿で、約60M先にある直径1Mの的を射的する姿は、厳粛、そして華やかなものだった。
堂内は無料で開放され、若い弓道家とその様子をカメラに収めようとする人達で賑わう。この日は縁日境内には露店も出て賑やかで晴れやかな日となった。
ウォーミングアップ
矢は丹念に
                                

一千一体の千住観音像が堂内に安置されている。
三十三間堂では同時に、“頭痛封じ”の「楊枝のお加持(ヤナギノオカジ)」の法要が行なわれた。
「観音さまの法水を“楊枝”で注ぎ頭痛を封じ、吉運を開く」という習がある!
およそ800年前、後白河法皇の信仰により建立された。
チームメイトとなごやかに 新成人記念撮影


本堂の柱間が33ある事から、三十三間堂と呼ばれている。
午後、冬の雨になったが何故か晴々とした気持ちになった!