2009年1月8日木曜日

京都:祇園で“始業式”

あいさつをして一力茶屋から出る芸舞妓さん
祇園甲部歌舞練場 京都・祇園では、12月13日になると「事始め」といって迎春準備を始める日とされ、京の町はにわかに活気づく。
正月7日は芸妓さんや舞妓さんが今年一年の技芸向上を誓う新春恒例の『始業式』が行われた。
付き人は?一力の暖簾も色っぽい花見小路にある一力茶屋の前に席を取った!一力茶屋は江戸の中期に祇園が花街へと変貌してゆく。ときに忠臣蔵でおなじみの大石内蔵助が利用していたことで有名だ!また、九代目当主は弥栄中学校の初代校長だという。 高価なカメラ
一力茶屋の前をいく芸舞妓
アマチュア写真家が60,70人ほど、どれも高価な一眼レフカメラを構えて待っていた!朝、8:00から陣取ったという人もいた!
私が来たのは11:00ごろだった!
祇園花街は、八坂神社の門前に広がった参詣客相手の茶屋や料理屋である!
祇園のお茶屋といえば "一見(いちげん)さんおことわり"、誰でも利用することができるとは限らない。町並みや茶屋の風情を楽しむことはできるが、祇園界隈にも大正・昭和初期のモダンな建物もだんだん減ってきている! だらりの帯も艶やかに
写真家をくぐり抜けて
都をどりの会場として知られている祇園甲部歌舞練場は、明治6年、建仁寺塔頭清住院が歌舞練場として改造され、第2回目からここで行われた。歌舞練場は、大正2年に現在の場所に移転し、昭和25年から 3年間の修理の間、四条南座で上演された以外は、都をどりは現在に至るまで毎年この歌舞練場で上演され続けている。歌舞練場の前は花見小路という舞妓さんの通り道だ!
京都に来て舞妓さんを見逃す手はない! 黒紋付き姿も晴れやかに
贔屓のお茶屋さんに 祇園や先斗町など4つの花街、芸舞妓たちが各歌舞練場に集い、花街は華やいだ雰囲気に包まれた。歌舞練場には、黒紋付き姿の芸舞妓約100人が集まった。
京舞の井上八千代さんが恒例の舞い初めを披露すると新春の華やかな雰囲気に包まれた。
芸妓さんや舞妓さんが「おめでとうさんどす」とご贔屓のお茶屋に上ってあいさつを交わした。おめでとうさんどすさぁ~次は
花見小路の一力茶屋の前で芸舞妓を撮影する写真家もマナーが悪く、一力茶屋の女将さんも表に出てきて“交通事故には注意”を呼び掛ける…警察官も交通整理する始末! 繩手通、ゑびすさんのアーケード
新橋・巽橋
3:00ごろ新橋巽橋や繩手通も歩いたが「十日ゑびす」のアーケドも見え、奇しくも芸舞妓の姿がカメラで捉えられていた!
七草がゆは食れなかったが好いことも聞いた!
見知らぬカメラマンが300円で春日神社でおかゆをご馳走になったという…証拠の写真撮影も見た!
黒紋付き姿の芸舞妓、黒髪と稲穂…襟足の白と好対照・真っ赤な肌襦袢の裾が艶やかだ。