2012年11月20日火曜日

洛北 天台 蓮華寺(れんげじ)

上高野に位置する蓮華寺は、三宅八幡と八瀬との中間にあって京都バス「上橋」下車徒歩約1分の便利な地点にあり12日、昼から紅葉見物に行った。大原三千院に向かう途中、高野川沿いの左手にあって、かつての鯖街道(現・国道367号線)である。
山門を通り、石畳を歩くと庫裏山門の真っ赤な紅葉都心から離れた場所で比較的観光客が少なく、月曜日とあってゆっくりと紅葉観賞できるとおもったが大原行きのバスは超満員であった! 蓮華寺は、山号は帰命山(きみょうざん)といい、天台宗の寺院である。
桧皮葺・宝形の屋根と格子状の側面を持つ鐘楼鐘楼から観た紅葉蓮華寺の再興の際に、詩仙堂を造営した石川丈山や木下順庵、狩野派画家の狩野探幽、黄檗宗の開祖である隠元禅師や木庵禅師ら当時の著名文化人が協力したことが残されている。山門は小さく質素な門構えながら趣はやはり京の都の佇まい・・・創建当時の山門が今日も残されている。
見上げれば紅葉右半分は銀杏の落葉で金色山門をくぐると庭はイチョウの落葉と紅葉に織りなす光景が美しい・・・紅葉の時季、毎年訪れている。右はイチョウの落葉がカサカサ鳴り、桧皮葺・宝形の屋根と格子状の側面を持つ鐘楼がある。釣鐘には「黄檗二世木庵?山僧」の銘が刻印され、宇治萬福寺と同じ形式である。
座った目線に合わせた作庭で「座視鑑賞式庭園」という南庭左手には約300体といわれる石仏群が並んでいて、市電河原町線の敷設工事に際して発掘されたもので、周辺は戦災や天災による死者や受刑者の屍があった処という。これらの石仏群は大日如来像や地蔵菩薩像が供養している。
美しい紅葉山門から庫裏まで延びる石畳の参道、右手に古びた土蔵(非公開)があって、明治時代の初期まで寺子屋の教場として使われた形跡が残されているという。
カップルが寄り添ってあるく風景・・・蓮華寺は黄檗宗の様式の建築と江戸初期の池泉鑑賞式庭園は書院の東側から、清流を導いた奥行きのある作りになっているが「座視鑑賞式庭園」で座った目線に合わせた作庭だという。しかしながら、観光客は前々と縁側に皆が広がる!
蓮花寺の紅葉が池に映る風景・・・ 書院から右手に見えるのが本堂で、正面は書院から見て裏側になり入り口には石川丈山の筆による寺額が掲げられている。 本尊、釈迦如来像が安置され、左側には阿弥陀如来像(鎌倉時代の作)が安置されている。
戦災や天災による死者や受刑者の屍があった本殿の前の一本の紅葉右側にも秘仏として不動明王が安置されている。天井には、狩野探幽が描いたとされる龍の図があったが、明治期に失われ、1978(昭和53)年に仏師の西村公朝によって復元されたものである。 本堂前には、珍しい“六角形急勾配の笠”をつけた「蓮華寺型石灯籠」があり、茶人の間で有名という。
蓮華寺は、苔むした庭園と楓の木々が幾重にも覆う様子は美しく、紅葉のころが最も素晴らしい光景である。三年前は写真規制もなかったのだが・・・本堂に向かうのはスリッパのみで昨年同様、自分の靴をお願いし同意を得える始末、ところが、本堂で作業員風な方が何処から入った?という。全く難儀な話である!!
山門の左手は散紅葉古びた土蔵(非公開)があって、明治時代の初期まで寺子屋だったでも、蓮華寺は参拝拝観料400円も障害者手帳で無料にして下さったのでよかった。 イチョウの落葉と書院の池に映えるモミジの光景が忘れ難く、洛西から不便だがバスを乗り継ぎして甲斐はあった。
<洛北 蓮華寺>
住   所:京都市左京区上高野八幡町1 
電   話:075-781-3494(電話連絡謝絶)
拝観時間:9:00~17:00 
拝観料金:大人・高校400円 ・障害者 無料
交   通:叡山電鉄本線三宅八幡駅から徒歩約10分        
           京都バス「上橋」下車徒歩約1分

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんばんわ!
白衣の者です。
素敵に色づいた落葉の上、履き慣れた靴でこけないように気を付けてくださいね!

ではでは、また明日?・・・かな?笑

gottuan さんのコメント...

いつも白衣さんにはお世話になりありがとうございま~す。
枯れた落葉は滑るので気をつけて慎重にしています!
履きなれたクツですが転倒には十二分に気をつけて
います。
お心使いありがとうございました。