亥子祭(いのこまつり)は、平安時代、旧暦10月(亥の月)亥の日に行われていた宮中の御玄猪(おげんちょ)の儀式を再現した神事で、聖上(宮司)がついた餅を食べることによって、無病息災と子孫繁栄を祈る行事で午後5時より始まった。
亥子餅献上ノ儀の行列は同社から蛤御門・御所清所門に入り、餅を朝貢列(貢物を捧げること)によって京都御苑に献上した。
その後、同社では饗宴ノ儀があり、境内で餅つきが行われ、皆で「亥子囃」を歌いながら楽しく亥子餅がつかれた。搗き立ての亥子餅は参拝者や観光客にも振舞われた。
また、ご神酒も振舞われ、搗き立ての亥子餅は美味くいただいた。
ちなみに亥子餅を食べると、万病を除き長寿を保つと言われている。
亥子祭は平安朝古儀豊かな装束に身を纏い厳かで優雅な神事に訪れた人々は見入っていた。
洛西・高雄の神護寺(和気清麻呂の氏寺)にあった護王神社は1874(明治7) 年に遷座し1886(明治19)年、現在地に造営された。
<亥子祭>
場 所:護王神社
日 時:11月1日午後5:00~
住 所:京都市上京区烏丸通下長者町下る桜鶴円町
電 話:075-441-5458
拝 観:境内自由
交 通:地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車、北へ徒歩約5分
市バス「烏丸下長者町」下車すぐ
障害者:可
0 件のコメント:
コメントを投稿