圓光寺・本堂へ上り書院の縁側には赤毛氈の上で静かに禅の修業を瞑想する?
庭園へ一歩足を入れると、水琴窟の澄んだ音も聞かれ、柄杓(ひしゃく)で水を落し、竹筒に耳をつけると琴の音に似た涼しい音を聞ける。栖龍池(せいりゅうち)は、洛北一の古い池といわれている。
1601年(慶長6年)に徳川家康によって開かれた比較的新しいお寺である。
京都伏見に開いた学問所を起源として、足利学校から招いた三要元佶(さんようげんき)和尚が開基した。始めは伏見の地にあり、のちに相国寺山内を経て1667年(寛文7年)に現在の地に移った。
徳川家康はこの寺で武士や僧侶に仏教ではなく儒学を習わせたとう。教学の一環として孔子家語、貞観政要などの書物を発行しており、圓光寺伝来の「伏見版木製活字(国重要文化財に指定52,230個約400年前)」を与えて多くの書物を出版させている。
お寺ではなく確かに学校の現れでいまも大切に保存されている。本尊は千手観世音坐像が本堂に安置、南禅寺派の禅寺として公開されているが、一時は尼僧の専門道場であったが今は南禅寺の研修道場として使われている。
<圓光寺>
住 所:京都市左京区一乗寺小谷町13 電話:075-781-8025
拝観時間:9:00~16:30
拝 観 料:大人500円(障害者手帳400円)
交 通:叡山電鉄「修学院駅」徒歩25分
市バス 5系統「一乗寺下り松」下車徒歩10分
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