2015年6月17日水曜日

あじさい祭 藤森神社

伏見区の藤森神社は平安遷都以前から祀られている古社で、学問と勝運と馬で深草の里に知られている。 藤森神社は別名「紫陽花の宮」と呼ばれている。
梅雨のころを向かえ、境内では淡い薄紫、ピンクや青など上品な紫陽花の花で埋めつくされている。
同神社は1985年(昭和60)から笹を伐採し、境内の2ヶ所に紫陽花を植えたという。
花の木は背丈を越える大きさに成長し、色鮮やかな花を咲かせ参拝者に心のなごみを与えている。
紫陽花園、延べ1,500坪の第一・第二庭苑内に人一人分ほどの通路を回遊する形式で約40品種3,500株が植えられいるという。
紫陽花は日本の原産で、梅雨の風景が良く似合う花である。
梅雨に美しく咲く紫陽花、七変化と言われるように咲いているうちにだんだん色が変化する、花言葉は「移り気」という。
静寂に包まれた境内に、紫や青・ピンクの花々が彩りを添え楽しませてくれる。
その昔、1711(正徳元)年の銘がある「石造鳥居」が南参道前にあり、古く朝廷から庶民までの崇敬厚い歴史ある神社である。
江戸時代、西国大名の参勤交代の道筋で大名行列が神社を通過する度、大名は駕籠から降り、騎乗の者は下馬し、槍を持つ者は槍の穂先を下げ、礼拝して通行したという。
幕末の動乱期になり、後水尾天皇の御宸筆“藤森大明神”の額が掲げてあったが、新撰組の近藤勇が額を外し、持ち去ったと云われている。その後、不明であるという。
シトシト雨が降る庭に咲くアジサイの花は日本の原産で、梅雨の風景が良く似合う花である。(6/15撮影)
<藤森神社境内 あじさい苑>
住   所:京都市伏見区深草島居埼町609 
電      話:075-641-1045 
開苑期間:6月上旬~7月上旬
開苑時間:9:00~16:00
入 苑 料:300円 ※障害者 無料
駐 車 場:無料
交  通:京阪電車「墨染駅」下車徒歩約7分 JR奈良線「JR藤森」下車5分  
     市バス 南臨5番藤森神社前下車すぐ

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