2015年6月16日火曜日

智積院 青葉祭り(両祖大師誕生会)

東山七条にある真言宗・智積院(ちしゃくいん)は、毎年6月15日に『青葉まつり』を行なっている。正式には「両祖大師御生誕慶祝法要(りょうそだいしごせいたんけいしゅくほうよう)」といっている。
青葉まつりは、真言宗の宗祖・弘法大師空海と中興の祖・興教大師覚鑁(かくばん)のご誕生を祝う法要が営まれた。
弘法大師のご生誕は774年(宝亀5)6月15日、興教大師のご生誕は1095年(嘉保2)17日と両大師のご誕生をお祝いするために全国各地の寺院で法要が行われている。
御二人が生まれた6月は、緑美しい季節であることから、「青葉まつり」と称される由縁である。
境内の参道では宗派の管長・寺田信秀大僧正が輿に乗り、金堂に進んだ。
お練り行列が約200人、厳かに営まれ、金堂にて慶祝法要が行なわれた。

管長・寺田大僧正は御高齢で、ことし御年95歳になるがご壮健にて金堂にて法要をおこなった。

金堂の前にある境内では山伏修験者による柴燈大護摩法要が執り行われた。
大勢の参拝者が見守るなか柴燈大護摩法要が執り行われた。

火が点火、モクモクと煙に包まれた。

山伏たちによる護摩焚きは辺りはモクモクと煙に包まれ、大法炎に包まれ幸福を祈願し、手を合わす姿もみられた。
また広い講堂には大書院の名勝庭園をはじめ、長谷川等伯一門の障壁画、国宝の「楓図」「桜図」など、収蔵庫も特別に無料公開された。
智積院五つの諸堂巡りの御朱印集めもあって、大師堂(弘法大師)や密厳堂(興教大師)、金堂(大日如来)、明王殿(不動明王)、講堂(阿弥陀如来)には大勢の参拝者が入った。
青葉まつりは、真言宗の宗祖・弘法大師と興教大師のご生誕を祝う行事で年に一度のお祝いの日とあって境内は賑わった。(6/15撮影)
<青葉まつり・両祖大師誕生会>
場所:智積院(東山区東大路七条下る東瓦町)
日時:6月15日午前9時30分~
拝観:当日に限り料金無料
交通:京阪「七条」駅徒歩約10分 市バス「東山七条」下車

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