2012年6月26日火曜日

奥嵯峨 愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ) その2

つづき・・・愛宕念仏寺の境内には参拝者によって彫られた千二百体に及ぶ羅漢の石像が建っている。
本堂前に勢揃いした羅漢たち境内のあちこちに羅漢の石像があるその表情は伸び伸びと豊かにまるで石器時代?を思わす様に、緑の苔に覆われて佇んでいた。
平安時代の初め、当寺は東山区松原通大和大路東入にあった今日は梅雨なのに暑い!羅漢 平安時代の初め、当寺は東山区松原通大和大路東入にあったが堂宇が流失、比叡山の僧・千観和尚により中興され延暦寺の末寺となった。
本堂に入りたい?羅漢たち火の用心が掛かっている地蔵堂
本堂(重要文化財)は、鎌倉時代中期の和様建築の代表的な遺構であり、1922年(大正11)この地に移築された。
子を抱いた羅漢この羅漢は手を合せているまた地蔵堂は、「火之要慎」のお札で知られる火除地蔵菩薩坐像が安置されている。毎年7月31日は愛宕山・愛宕神社の千日参りが有名で、火伏せの神として信仰されている。さらに「ふれ愛観音堂」の功徳は、“目と手で仏の心に触れ”暖かく聞いて下さるという。 日曜日だと言うのに参拝の方も少なく、ゆっくりと羅漢の石像にあえた。 帰りは下り坂、これが有名な「平野屋」茅葺き屋根の建物は築400年、昔のままに建っている。旬の鮎料理など甘酒や抹茶付き、しんこも美味くいただける。この辺り、茅葺き民家が立ち並び、まるでタイムスリップしたかのような所であり、化野念仏寺がある。
400年経つという平野屋さん早くも七夕飾り
化野念仏寺は、八千体の無縁仏をまつる“西院(賽)の河原”にときを忘れるのもよいが、素人が彫り上げた羅漢はどれもが個性的でユーモアもあってほのぼのした作品で和やかな雰囲気を漂わせていたのが印象的だった。(完)

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