2011年2月27日日曜日

北野天満宮 梅花祭

通称「天神さん」で親しまれている北野天満宮は、今出川通と御前通が交差する北西角にある神社で祭神は菅原道真公である。楼門には梅花祭
左右の露店を見ながら参道を進む北野天満宮では、毎年2月25日は道真公の命日で「梅花祭」が行われた。
「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春を忘るな」と詠まれたことに由来する。ことしは寒くまだ5分咲き
「千鳥紅梅・白加賀」1本の梅木御祭神・菅原道真公が梅の花を愛でたことから、高杯に紅白の梅をのせ神前に供える。この縁により、毎月25日を縁日として遺徳をしのび、特に祥月命日に当たる2月25日は「梅花祭」と称して神事の祭事が厳粛に執行される。道真公の遺徳を偲び命日にあたる2月25日は「梅花祭」
上七軒の芸舞妓がお点前をするこの日境内では梅花祭神事のほか、豊臣秀吉が北野大茶湯を催したことに因んだ『梅花祭野点(のだて)大茶湯』が開かれた。野点茶会は1500円
舞妓さん1587(天正15)年、豊臣秀吉が催した北野大茶会の「野点茶会」は三光門前広場で10:00~15:00まで行われた。花街・上七軒の艶やかな着物姿の芸舞妓らが緋色(ひいろ)の傘を差した茶席にお茶を運び、お点前を披露した。新入りの舞妓さん
野点茶会が終わった芸姑さんは家路を急ぐ二月とは思えないぽかぽか陽気の中、上七軒の芸妓さん・舞妓さんによる野点茶会もありたくさんの人が春の風情を楽しみ賑わいを見せた。
北野天満宮は約2万坪の境内に50種約1,500本の梅の木があり、現在梅は五分咲きで梅の見頃は3月中旬までという。社殿前を通り東門へ
襦袢で年数がわかる!梅を愛した平安貴族、菅原道真公の命日に遺徳をしのぶ祭りは、1109年に開催された記録があり、約900年前から続く伝統行事。春を告げるかのように境内一円、咲き始めた梅の花、うららかな陽気に誘われて参拝者や観光客はほのかな甘い香が匂う花を愛でて春の訪れを楽しんでいた。東門の長五郎餅は天満宮の土産 
だらりの帯が初々しい梅苑は例年2月初旬から公開され紅梅・白梅・一重・八重等の順に咲き始め、2月中旬から3月初旬までが最も美しい時期となる。東門の近くにある紅梅
菅公のご紋とピッタリの梅の花「天神さん」として親しまれ“学問の神様”として有名で全国各地から受験生や修学旅行生たちの信仰がいまも篤く毎月25日には縁日が開かれ多くの参拝者や観光客などで賑わう。
上七軒へとつづく・・・
<北野天満宮>
住  所:京都市上京区馬喰町 ・電話:075-461-0005
拝観時間:境内拝観自由9:00~17:00
拝 観 料:宝物殿300円 、梅林苑600円・障害者手帳割引あり   
    ※ 梅花祭(野点お茶会席・1,500円)
休  日:無休
交  通:市バス「北野天満宮前」下車3分
     ・毎月25日は天神の縁日(7:00~21:00)

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