2011年2月6日日曜日

おかめ節分会 千本釈迦堂

つづき・・・北野天神さんの神楽殿で疫鬼を追い払う追儺式や上七軒芸舞妓たちが豆まきなどの行事が行われていた。人並みで混雑する中、東門をでて千本釈迦堂へと向かった。千本釈迦堂おかめ像
境内にあるおかめ像前で法要を営む
人の波は15時から始まる「おかめ節分会」に参詣する方々で天神さんの節分会をみてから15分くらいで着いた。おかめと鬼の行列が練り歩き
鬼たちも・・・千本釈迦堂は、正式には大報恩寺(だいほうおんじ)といってTVでも放送される風物詩“大根焚き”やおかめ物語でも知られている。暴れ回る鬼たち
本堂では鬼が・・・平安時代頃から行われている節分の「追儺」から生まれたという、“炒った豆”で鬼を追い払う行事はいまも昔も変わりなく「鬼外福内」を唱えたと記されている。鬼は豆で退散!!
鬼に豆を投げて追い払う季節の変わり目に邪気(鬼)を祓いが生じると考えられており、それを追い払うための悪霊祓い行事が執り行われるようになったという。
そう謂えば私が幼い頃、両親たちが炉端で大豆を炒ってくれ、かぞえた歳の数だけ食べる東北の風習があり懐かしく感じる。おかめは優しく戒め改心させる
鬼追いの儀宮中行事が庶民に採り入れられたころから、節分当日の夕暮れ、柊(ひいらぎ)の枝に鰯の頭を刺したもの(柊鰯)を戸口に立てておいたり、寺社で豆撒きをしたりするようになった。今は節分といえば食卓にイワシ焼きや、この頃では“恵方”に向かって食べる「恵方巻き」も各地で盛んになっている。歳男女は「おかめ」の面をつけて豆撒きをした
26回京都国文祭PR隊長の「まゆまろ」も参加した千本釈迦堂の節分会は時季の変わり目に邪気をはらい、一年の健康を願う。
法螺貝の音ともにおかめと鬼の行列が練り歩き、境内にある“おかめ像”の前で法要が行われた。本堂では紅白のおかめ装束をした男女数人による古式厄除は、暴れ回る鬼たちを、おかめが優しく戒め改心させる「鬼追いの儀」は茂山社中による狂言によって行われたがコミカルで親しみやすい。また2011年秋に開催される第26回京都国民文化祭のPR隊長「まゆまろ」も豆撒きに参加していた。境内ではご神酒を無料で呑ませてくれる!
幼児たちは福豆を貰っていた千本釈迦堂の節分会は、おかめさんの笑顔で福徳円満となり、晴々とした清々しい気分でこころも満足した。(完)

0 件のコメント: