2010年5月2日日曜日

長岡天満宮 きりしまつつじ

牡丹で有名な乙訓寺と長岡天満宮・八条ヶ池のキリシマツツジを30日訪ねた。一の鳥居から中堤は参道菅公ゆかりの長岡天満宮
京都府長岡京市の天満宮では、牡丹もキリシマツツジもシーズンがほぼおなじなために案内のパンフを置いている。真ん中の石の「太鼓橋」は、加賀百万石の前田候の寄進
九州南部にある霧島山に因んで名付けられたキリシマツツジは、高さ2.5m~3mにもなるという菅原道真公が左遷され太宰府に向かう途中、当地・長岡に名残を惜しんで寄られ「わが魂長くこの地にとどまるべし」とことばを残された。その後、この地に菅公自作の木像をお祀りし創立した。あざやかな真紅
今年は春の低温だったが見事に咲き誇った!江戸時代に当地一帯を領した八条宮智仁親王が、境内の東側に「八条ヶ池」を築造された。長岡天満宮は、皇室の崇敬厚く1638(寛永15)年、天満宮の東側に南北に細長くのびるこの池は、親王にちなんだもので、翌年境内周囲に堀を掘ったと伝わっている。新緑も爽やかな三の鳥居をくぐり石段へ
中堤と中ノ島を結ぶ総檜造りの水上橋一帯は市民の憩いの場である以来今日まで農業用の溜め池として利水され、外周は約1㎞、貯水量は約35000トンもあり八条ヶ池は農作物に潤いを与えた。
豊かな池を二分する中堤は参道として使われており、真ん中の石の「太鼓橋」は、加賀百万石の前田候の寄進だという。その見事な緋色のキリシマツツジは我が国随一と言われる
八条ケ池ふれあい回遊のみちの六角堂池のほぼ中央にのびる中堤には、キリシマツツジが参道の両側に植わっている。
周辺は花々を求めて訪れる観光客・参拝者も多く「キリシマツツジ」は、四月末には真紅の花を咲かせる様は壮大である。
キリシマツツジは、「霧島ツツジ」の意で、九州南部にある霧島山に因んで名付けられた。霧島にあるツツジは野生に近い品種で、大きく株別れしており高さ2.5m~3mにもなるという。北から眺めた中堤と太鼓橋
虫を咥えたひよ鳥?が木陰で・・・現在、中堤両側にキリシマツツジ・樹齢100~150年位と推定されており、約80株が植えられていて市の「天然記念物」に指定されている。また、八条ヶ池には水上橋がありその途中には六角舎がある。
池畔には料亭・錦水亭の張り出しお座敷もあり、長岡京名産の竹の子料理を食べながら鑑賞することができる。とれ立て竹の子の刺身は逸品だが、予算の都合で、出店で買う竹の子弁当もなかなかの春の味だった!
中堤と中ノ島を結ぶ総檜造りの水上橋を含む一帯は、「八条ケ池ふれあい回遊のみち」と名付けられ、多くの人々に親しまれている。 八条宮智仁親王が築造された池と名峰愛宕山がみえる
今の時期、料亭・錦水亭の張り出しお座敷で、長岡京名産の竹の子料理を食べながら鑑賞することができる八条ヶ池のキリシマツツジは有名で、その見事な緋色の回廊は我が国随一と言われ、花の満開の季節には多くの参詣者や観光客で賑わっている。
<長岡天満宮 きりしまつつじ>
・京都府長岡京市天神二丁目15-13 :TEL 075-951-1025 
・拝観自由
・交通:阪急電車「長岡天神」駅から徒歩約5分
・   JR「長岡京」駅から徒歩約15分
・車:名神高速「大山崎」IC~数分
・駐車場有り
なお、牡丹の乙訓寺と長岡天満宮「キリシマツツジ」はシャトルバス(運賃100円)利用した方がよい!
※シーズン中は長岡天満宮(文化センター前から)~乙訓寺 随時運行中なお5月5日まで! 
■バリアフリーについて
 ご祈祷も拝殿の中まで車椅子のまま入って頂ける。 身障者用トイレも有る。
 その他、盲導犬、聴導犬、介護犬を伴っての御参拝、ご祈祷も可。

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