2017年6月13日火曜日

伏見稲荷大社 田植祭

10日、伏見稲荷大社の神事・田植祭は、神田において「田植の儀」は毎年この日に行われ、空梅雨の下、20数名の男女が神田に入り苗を丁寧に植えた。 五穀豊穣を願って大社では、四人巫女が御田舞を踊り、早乙女が色添えて田植祭が行われた。
田植は「小槻干恒宿禰記」によると1517(永正10)年から始まったが廃絶され1930(昭和5)年に昭和天皇御即位の記念として、向日市で復活したという。
その後、1948(昭和23)年に稲荷山の麓に移設、農耕の神様として五穀豊穣のご利益があるとされ信仰されてきた。
神事は午後1時から始り、4月籾まきをして育てられた早苗は、唐櫃(からひつ)に入れられ境内の神田祭場に移された。
平安朝の「汗杉(かざみ)」装束姿に身を包んだ神楽女が雅楽に合わせて、神楽「御田舞(おたまい)」を披露した。
神田では茜襷(あかねだすき)に菅笠(すげがさ)の早乙女ら男女20数人が水田に入って青々とした早苗を植えて一年の豊作を祈った。
青色の上衣に映える鮮やかな茜襷に菅笠姿の人たち。
早乙女らは、白足袋で水田に入り、膝まで水につかりながら田植えがすすめられ苗を一本一本丁寧に植えていった。
五穀豊穣を祈って、厳粛な面持ちで苗が早乙女らによって田植がすすめられた。
十石橋でどろんこになりながら田植えを終った。
大社の約100坪の神田で栽培された稲は10月25日の抜穂祭で刈り取り精米され、11月23日の「新嘗祭」でお供えし、朝夕、ご神前に供えられる。
早乙女らの三人のギャル。
稲荷山の麓、伏見稲荷大社総本宮・本殿がある神田で田植えが行なわれた。
おまけ・・・。
田植祭が始る前、二羽のカモが来ていた。
全国約4万社ある稲荷総本社「お稲荷さん」で田植祭が行なわれた。(6/10撮影)

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