2012年10月15日月曜日

西院 春日祭

14日、右京区西院、北へ100m西側にある春日神社の春日祭へ2年ぶりに行ってきた。春日神社は、奈良春日大社よりご分霊を迎え、千百年余の歴史を有し、病気平癒・厄除・交通・旅行安全の守り神として崇められた由緒ある社である。
春日神社の例祭で童子が扮する約30名による勤皇隊や鼓笛隊神楽など奉納する八乙女たち江戸時代初期から受け継がれている春日祭は、毎年10月第2日曜に行われる秋祭りで無病息災・五穀豊穣を祈って、ことしは10月12日(金)~14日(日)の三日間祭礼が行われた。
人数は少数だが稚児たちの社参八乙女、8人たちの構成からなる午前10時例祭・神輿発御(はつぎょ)祭のあと、盛大な例祭の巡幸は午後12時15分から童子が扮する勤皇隊・鼓笛隊や童女たちの稚児社参などで幕を開けた。前半、春日神社内と後半、供奉(くぶ)行列に分けてお送りする。
春日大明神を先頭にシャンシャンと‘鳴りカン’を鳴らして担ぎ手はくる裃(かみしも)を整える氏子連中祭を盛り上げる五基の剣鉾や、東組・西組の二基の神輿は、それぞれ約2トンとかなり重量があり、各町内からの法被姿の威勢の好い担ぎ手の氏子たちは、「ホイット、ホイット」と大きな掛け声とともに、シャンシャンと鳴る神輿を上下に揺らす勇壮な姿がみられた。巡行行列は、東の鳥居から北へ向かい、六角通を右折し車の多い繁華街、西大路通で出た。
午後1時、西組若中の神輿がスタートした重量約2tもあるという神輿、担ぎ手は容易ではない!その昔、第53代淳和天皇(じゅんなてんのう)は平安時代初期の823(弘仁14)年から833(天長10)年間、平安宮に在位をなし、別名西院天皇といわれた。
法被姿の威勢の好い担ぎ手の氏子たちは、「ホイット、ホイット」と大きな掛け声リズミカルに足が整っている!淳和天皇の退位に伴もない淳和院離宮(別名西院・この付近の地名である西院の由来)へ居を移すに際し、その守護社として西院「春日神社」は創建されたのである。つづく・・・
<西院春日祭>
住   所:京都市右京区西院春日町61 電話:075-312-0474
境内参拝:9:00~17:00無料
交   通:阪急西院駅/嵐電西院駅より徒歩約3分      
       市バス西大路四条停留所より徒歩約3分
駐 車 場 :自家用車10台

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