2012年10月22日月曜日

斎宮行列 野宮神社

21日、右京区嵯峨嵐山を平安絵巻で彩る「斎宮行列」が行われた。 野宮神社では例大祭・斎宮行列があり、斎王代が任命を受け、都から伊勢の斎宮へと向う「斎王群行」が営まれた。
斎宮行列があり、斎王代が任命を受け、都から伊勢の斎宮へと向う「斎王群行」が営まれた伊勢神宮にお仕えする“未婚の皇女”で「斎宮(斎王)」とは、天皇が即位するごとに、天照大神の御杖代(みつえしろ)として伊勢神宮に遣わされた美しい竹林の小道の奥に社はひっそりと佇まいし、伊勢神宮に奉仕する内親王が潔斎のため居住跡で三つの祠がある。祭神は中央に天照皇大神を祀り、左右に愛宕、松尾の神を祀っている。
今年の斎宮代は元タカラジェンヌ、千葉さん美しい竹林の小道に「斎宮行列」千二百年の歴史を持つ斎宮行列は、伊勢神宮にお仕えする“未婚の皇女”で「斎宮(斎王)」とは、天皇が即位するごとに、天照大神の御杖代(みつえしろ)として伊勢神宮に遣わされた斎王(未婚の内親王)のことで飛鳥時代の天武天皇のころからすでに確立されていたという。南北朝時代の後醍醐天皇まで約660年間64人の斎宮が遣わされていたと伝えられている。
嵐山商店街からJR嵯峨嵐山駅前に向う伊勢参拝前に三年間こもる潔斉所(けっさいしょ)が野宮神社付近にあったことから、1990年から地元の斎宮行事保存会などが行列を催し、本年は14回目になる。 今年の斎宮代は元タカラジェンヌ、千葉さんは現役時代「嶺乃一真(みねのかずま)」の芸名で9年間活躍したという。嵯峨の茶道家で4姉妹の内3姉妹がすでに斎王代を務めた一家である。
正午に野宮神社を出発した約120人の斎宮行列は美しい竹林の小道を通り、華やかな平安装束に身を包み十二単姿で腰輿(およよ)に乗る斎王代を駕與丁(がよちょう)が担ぎ、嵐山商店街・JR嵯峨嵐山駅前に向った。斎王代が任命を受け、都から伊勢へと向う旅が「斎王群行」と呼ばれるもので、斎王以下監送使、官人・女官などあわせて数百人にも及んだとされている。当時斎宮行列が伊勢まで到着するのに5泊6日も要したという。
現役時代「嶺乃一真(みねのかずま)」の芸名で9年間活躍したという野宮の社は、日本最古の黒木(くらき)鳥居が珍しく、黒い樹皮ついたままの鳥居のことで、形式としては原始的で用材はクヌギの木の皮を剥かないまま使用している神社である。つづく・・・

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