2011年10月3日月曜日

京都 常林寺(じょうりんじ)

常林寺は川端通り今出川を北へすぐのところにあり、また叡電、出町柳駅から南に向うと東側に山門がある。境内は狭いが萩の花で埋もれている
常林寺は浄土宗の寺院通称、「萩(はぎ)の寺」の名で人々に親しまれており、秋には紅白の萩の花が境内一面に咲き乱れている。全山萩の花  
21日行ったが台風のためか花が散っていた浄土宗の寺院で光明山摂取院常林寺という。
1573(天正元)年、念仏専修僧、魯道(ろどう)和尚によって開創され、現在の寺町通荒神口の一角に最初の堂宇が建立された。 彼岸花
白い萩の花創建のときから常林寺は知恩院とゆかりが深く、総本山知恩院の役番として末寺へ発布された通達には常林寺の書判がみられて地位を占めていた。だが1671(寛文11)年、寺町の大火で類焼し堂宇を悉く焼失した。現在地へ地所替えとなり、1698(元禄11)年、英譽(えいよ)によって現本堂が再建された。蝶が蜜を吸いに飛んでくる
本堂はお彼岸で開放されている本堂の本尊は阿弥陀三尊像が安置されている。
お彼岸で本堂の正面が開放され、その奥にご本尊の阿弥陀三尊像が礼拝できる。普段中々拝むことが出来ない・・・興味深く拝見した。
境内には世継子育(よつぎこそだて)地蔵尊も祀られている。本堂と社務所
世継子育(よつぎこそだて)地蔵尊古の門前からは若狭街道を往来する人々の信仰を集めたといわれ、“砂の河原”に囲繞(いじょう)され、肩を寄せ合って立つ、当寺と長徳寺、正定院の浄土宗三ヵ寺は「砂川の三軒寺」と呼ばれたという。また、幕末のころ常林寺は、勝海舟が宿坊として利用していたといわれている。静かに観賞出来るのもまた好い
秋の七草、萩の花はこれほど好いとは思わなかった昔から常林寺は「萩の寺」として知られているが、毎年9月初めより庭一杯に咲く萩の薄紫色の花は、萩まつりのころが見ごろだという。
常林寺の狭い境内は萩の花で埋もれいる。
 <萩の寺 常林寺>
場所:京都市左京区川端今出川上る東側 
拝観:無料
時間:9:00~16:00
交通:京阪電車 出町柳下車すぐ
   市バス 出町柳下車

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