2010年10月21日木曜日

野宮神社 御禊の儀

つづく・・・大堰川岸で行列のヒロイン「斎王代」が流れに手を浸す“御禊の儀”を行うという平安絵巻のクライマックスがあり、訪れた観光客たちや写真愛好家らは盛んにシャッターを切っていた。
斎王代は田中さん22歳
神職が祝詞を挙げる正午に野宮神社を出発した行列は美しい竹林の小道を通り、JR嵯峨嵐山駅前、渡月橋を往復して、嵐山大堰川川岸に到着した。
川岸で神事が営まれた後、御禊の儀が大堰川北岸で華麗に再現された。
斎王が輿から降りて神事に向う始めに神職が人形を流す
川面には御禊の儀が行われる台座や雅楽の方たちの台座が設けられている。
野宮大神は天照皇大神のことで国歌“君が代”の斉唱から儀式が行われた。次に神職が祝詞を挙げ、斎宮代を中心に参列・関係各者方々の儀式が14:00頃に始まった。
儀式が終わった御禊の儀が再現された
神職が、始めに人形(ヒトガタ)流しを行い、続いて斎宮による「御禊の儀」が執り行われた。台座には、斎宮・騎女(うまのりめ)官人・火炬小女・戸座と、女官・文官が勢揃いする。気持ちも楽に記念撮影ホッとしたような感じ・・・
御禊の儀が終わると雅楽奉納が行われたが、フィナーレは、大堰川北岸川面の台座に、源氏物語を再現した「斎宮行列」斎王代の優雅できらびやかな十二単(ひとえ)姿を撮影するチャンスあった。観光客らは華やかな衣装の斎宮や官女らを写真撮影して王朝絵巻を楽しんでいた。
左、采女、右、女孺乳母と命婦と
日本最古の黒木の鳥居があり、小柴垣は昔のままの遺風を伝えるものである野宮神社は源氏物語にも現れ、謡曲、和歌などに謡われている由緒ある社である。斎宮行列は3時半ごろ、往時の夢を再現して約3kmを巡行して幕を閉じた。(完)

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