2008年11月1日土曜日

圓徳院と石蕗(つわぶき)

さぁさーどうぞ、と云われるままに圓徳院の正門を入った。
前庭の石畳の両側は深い苔で覆われ「つわぶき」の花が無数に咲いていた!
寄り添うように鮮やかな黄色い花の色と緑の苔が調和されて素晴しかった!
子どものころの懐かしさが甦ってくる!
絵画もからっきし下手…
花と言えば「つわぶき」に似たような絵を書いた気がする!





ガイドさんは圓徳院の由来とお庭や襖絵の説明をしてくれた。
およそ寺と言う感覚ではなく武家屋敷だと云う。
豊臣秀吉の妻北政所ねね、ここ東山で波乱の人生を送った終焉の地。
ねねは76歳(没)まで19年間この地で余生を送った。
慶長10(1605)年、秀吉との思いで深い伏見城の化粧御殿とその前庭を山内に移築し住んだ場所だ。
また、桃山文化の絢爛さを伝える数々の襖絵。京都画壇・赤松燎画伯遺作「白龍」や国重要文化財指定の「冬の絵」長谷川等伯作、障壁画など見所満載。
南庭は、白川砂。雲母(石英)でガラス状にキラキラ煌く枯山水。
北庭(国名勝指定)では、小堀遠州作が手を加えた。池泉回遊式だが枯山水となっている。
原点となる東北部を観た。池泉にかかる巨石や他多数の巨岩大岩がふんだんに配置、お抹茶を(有料)いただきながら静かに名園を眺めるのも…400年の歴史を物語る!いま、高台寺・圓徳院、秋の夜間特別拝観中12月7日まで
散策にはもってこいの場所、「つわぶき」が咲きおわったら紅葉のシーズンだ…
『つわぶき』は(キク科の常緑多年草。茎は60cmくらいで、黄色い花を咲かせる。茎はフキに似て光沢があり、腫れものや湿疹に薬効があるという。)