2008年10月13日月曜日

京都府立医大病院、520号室へ…

京都市南区には「洛南身体障害者福祉会館」(市バス停留所=九条御前洛陽工高前)があります。
私も7,8年前から週何度となく通っています。 種々様々、自分に合ったいろいろな教室もあり楽しく勉強させていただいています。 その中で、パソコン教室がありました。
私は病気で倒れるまで37年ものあいだ、ひたすら友禅染めの職人を通じ文字を打つ機器など程遠く感じておりました。当時はワープロの時代でしたが見るもの聞くのも初めてでした。がしかし、言語・右半身マヒになり文字も書く事すら出来なくなった今日、パソコンワード使用して手紙や年賀状を書くことから覚え現在になりました。
私が当時福祉会館に行ったころは、たしかまだ4台のワープロと6台のパソコンがあり講座には一つのパソコンに二人の受講生が入れ替わり、交互に指導を受けたものでした。
時は経て一家に2,3台もあるパソコン黄金時代となりました。
私も、年数は経ちITボランテァの仲間に混じりサポート、紛いなりにもパソコンのワードやエクセル・各種も上達したと自負しています。

ところが教室の先生に予期せぬ異変が起り10月から京都府立医大病院に三ヶ月の入院闘病生活を始める事になりました。
今年の5月末ごろから肩の脱臼など、京都市立病院で診察しMRIの診察の結果は思わしくなく、頚椎の2番目と3番目の間隔が狭くなり痛みが増幅して夜間も就眠することが出来ず手術をするという事態になったのです。
先生は生後、脳性マヒの障害を身体に持ち、歩行困難・言語障害も間々ならないときを過ごされてきましたが養護学校から大学卒業。京都市洛南身体障害者福祉会館に就職してからはパソコン教室を任され、その稀なる博識は京都新聞にも掲載されるなど頭脳明晰に驚かされるばかりでした。

さて病状は完治するものではありませんが、これ以上悪化させないよう現状維持を保持する為、圧迫している頚椎に隙間を要するオペだと言う事を聞きました。ところが10月1日入院前日の検査、甘党の先生は血糖値が高くて緊急入院…あじゃー手術は14日に決定しているのに!聞く処によると血糖値は500。異状に高くインスリンを朝と晩2回。
その結果、170くらいとなった。内科の先生は14日手術をOKになったと言う。普通は70~100くらいだというが、糖尿病は「血管の病気」といわれ合併症も多く注意が必要だ。
明日は午前8時から手術。終わるのが13時か14時!そして、術後翌日からリハビリだという。
また、リハビリ入院予定だが大原記念病院にも入ると言う。
気丈に振舞ってはいるが、内心穏やかではないのが心境のようだった。

いつも優しい先生は、入院中でも教え子のことを思いイー・モバイルやSkype等々を活用していてメールなど見てる!
福祉会館にはいつも笑顔で迎えてくれる人はいない!
いつも講座で緊張する受講生に駄洒落で笑いを振りまく人も今はいない!
カンバレ!!先生、 病気を克服して…

お元気なお顔を拝見して帰路した。