2016年11月21日月曜日

南禅寺塔頭 天授庵の紅葉

18日、南禅寺の有名な三門を背に、モミジ真っ盛りの天授庵(てんじゅあん)は午前9時からの開門で観光客がいまや遅しと待っていた。 天授庵は1339年(暦応2)に虎関師錬が南禅寺を開山した無関普門の塔所(墓所)として建立された。
庭園は方丈の前庭(東庭)と書院南庭とに分けらている。
東庭は白砂の庭を苔に縁取られた菱形の畳石が横切る枯山水庭園。

応仁の乱で衰退したが1602年 (慶長7)、本堂、正門、旧書院を始め諸堂は細川幽斎により再興され、今日に至った。
書院南庭は杉や楓が鬱蒼と茂る池泉回遊式庭園で明治時代に改修されたという。
絶句の一言でモミジが美しくかった。
中央に出島があり東西大小の二つ池が南北朝の古庭らしい高雅な美しさをもった佇まいである。
池に映ったモミジや見上げればモミジがあった。
南北朝時代の面影を残している。
真っ赤な紅葉、一瞬見惚れて言葉にならないほど美しい光景だった。

額縁のような書院。
天授庵はモミジ真っ盛り、塀から溢れた紅葉。
昼間の庭園の参観も好いが、幻想的な淡い照明に照らされた夜間拝観のライトアップはとても印象的で、是非来たいと思っている。
 <南禅寺塔頭 天授庵の紅葉>
住所:京都市左京区南禅寺福地町86-8 
電話:075-771-0744
料金:大人(大学生)400円・障害者無料
時間:9:00~16:30・冬期(11月15日~)
駐車場:有り(南禅寺駐車場利用)
交通:地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩10分

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