2016年11月30日水曜日

清浄華院の御火焚祭

28日、清浄華院(しょうじょうけいん)の鎮守社・山王大権現の大祭である御火焚祭が勤修された。浄華稲荷社の神像「陀枳尼天像」も開帳され、神前で斎火を焚き法楽念仏を献げお祭りをした。
清浄華院の歴史は古く、平安時代までさかのぼり、貞観2年(860)、時の天皇である清和天皇の勅願により、天台宗の慈覚大師円仁が"宮中(天皇の住まい)"に禁裏内道場として建立したのが始まりという。 。
浄華稲荷社の神前で斎火を焚き法楽念仏を献げた。
御火焚祭は11月に京都の社寺で行われている秋祭である。
冬に向かって神々の力が衰えるこの時期、火を焚いて神々を励まし、また一年のご加護への感謝とする祭と言われている。

浄土宗八総大本山の1つ、京都四箇本山の一つで一般には縮めて浄華院(じょうけいん)と呼ばれており、法然上人25霊場の23番霊場にもなっている。
清浄華院という名前は「浄土に咲く蓮の華のように、清らかな修行ができる場所」という願いを込めて名づけられたという。

木作地蔵菩薩立像(一本作・平安時代)、立派な門があるがマンションが・・・。(11/28撮影)

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