2016年11月11日金曜日

大覚寺 嵯峨菊と紅葉 

右京区大覚寺で恒例の嵯峨菊花展が見ごろを迎えているので11日、出かけた。珍しい嵯峨菊は大沢池の菊ケ島に自生していたもので、菊花の姿刑が繊細で弱々しく華奢、嵯峨野独特の野菊を品種改良したもので約600鉢が展示されている。
毎年11月1日~11月30日までの一と月間、寺境内に開催されている。
日本三大名菊の一つに挙げられる「嵯峨菊」は古代菊で江戸時代に品種改良が進んだ菊の一種であり、大輪の菊花展は見慣れているが優雅に咲く姿を楽しんだ。
嵯峨天皇の時代、離宮だったころ嵯峨菊は大沢池の菊ケ島に自生していた野菊を長い年月かけて王朝風に「天、地、人」に仕立てたものであるという。
大覚寺で栽培されている “門外不出”細い花弁の気品のある嵯峨菊は、全くハデさのない菊だが、けな気に無心に咲き人の心を癒してくれた。
嵯峨菊の仕立て方にはルールがあり一鉢に3本仕立て、観賞するのによい高さ2mに育てるという。
元嵯峨天皇の離宮、すらりと伸びた何百鉢もの風情ある嵯峨菊をゆっくり観賞した。
花は先端に三輪、中程に五輪、下に七輪と「七、五、三」の三段に咲かせる。
紅葉を観よう。
霊明殿の屋根に書かれた「花の天井」がある。

村雨の廊下でお坊さん四人に遭遇した。
大沢の池畔は紅葉が赤く色ついていた。

大覚寺、王朝風の典雅な雰囲気の回廊を散策、嵯峨菊と紅葉を観て好い日であった。(11/11撮影)

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