真如堂の紅葉

比叡山の天台宗延暦寺を本山とする真如堂は、正しくは「鈴聲山 真正極楽寺（れいしょうざんしんしょうごくらくじ）」という。 真如堂は桜と紅葉の名所で18日、早朝に行った。

平安初期に比叡山の僧、戒算上人が、比叡山常行堂の本尊･阿弥陀如来立像を東三條女院の離宮があった現在の地に移して安置したのが「真如堂」の始まりである。

総門は、赤く塗られているところから「赤門」と呼ばれ、元禄年間に建立、敷居がないのは神楽岡の神々（別名・吉田山）が毎夜当寺に参詣する際に“つまずかない”ようするためだとの伝説がある。

真如堂の入口、真っ赤に紅葉するモミジ。

本堂右側の参道。

色とりどりのグラデーションが至福を感じた。

朝日を浴びたモミジ。

境内には、本堂や左横の池の中島に「赤崎弁天」の小さな祠、三重塔、鐘楼堂などが建ち並んでいる。

本堂裏の絵になる紅葉。

本堂北側は陽が射してモミジが眩った。

本堂東側の背の高いモミジ。

本尊は難を逃れて比叡山や大津など市内を数ヵ所転々した後、1693（元禄6）年220余年の歳月を費やしてようやく旧･洛東の地に再建された。

境内を一巡し、鮮やかな紅色に輝くモミジを観ながら散策した。
＜真如堂の紅葉＞
場所：京都市左京区浄土寺真如町82　
電話：075-771-0915
時間：午前9:00～午後4:00 　　　
境内･無料　　　 　
拝観：500円（身障者：無料）
交通：市バス真如堂前下車、徒歩10分
駐車場：あり（秋のみ500円）