新緑の上賀茂神社に午前10:15ごろ、雅楽の調べに合わせて十二単衣姿に身を包んだ斎王代(第六十一代)や女官(約50人)・童女(わらわめ)たちを従えて参道を進んで橋殿で着座、神職から祝詞のお祓いを受けた。
斎王代の西村和香さん。
神職の先導で斉王代と童女四人らは御手洗川の川辺に導かれ岸に進み、厳かに水に手を浸し入れて身を清めた。
葵祭 斎王代・御禊の儀、それを逃すまいと報道やアマカメラマンたちが一斉にシャッターを切った。
御禊の儀は平安朝の優雅な古典行列で平安貴族そのままの姿で王朝絵巻を思わせる色鮮やかな十二単衣姿で神事に臨んだ。
平安絵巻を彷彿させる行事で齋王代以下約50人の女人行列で齋王代の髪はおすべらかし、装束は十二単衣の鮮やかな紋を織り出した豪華なものでまさしく絵巻物語そのものである。
斉王代ほか50名の女官たちは本殿に向って一礼した。
斎王代と童女たちが御手洗(みたらし)川に手を浸し清めて禊をする儀式で、少し緊張していたがホッとした感じが表情に表れた。
斎王代・御禊の儀は、葵祭にさきがけて上賀茂神社(上社)の御手洗川と下鴨神社(下社)の御手洗池で隔年交互にて1956(昭和31)年より復活した。
第六十一代斎王代、西村和香(26歳)さんは母の和美さんも第二十五代斎王代で親子二代で都大路を彩るヒロインで母の三姉妹の2人の妹も29代と35代という斎王代一家である。
平安時代から394年間も続いた葵祭の『斎王』は未婚の内親王が務めたが、現在は京都在住の未婚女性から選ばれるため「代」を付けて呼ばれているもので1200年と歴史がある。
平安朝の優雅な古典行列で平安貴族そのままの姿で王朝絵巻を思わせる色鮮やかな衣姿であった。
西村さんは江戸時代から続く京漆器の老舗「象彦」の長女、京都ノートルダム女子大卒で、学芸員資格を持つビジネスエリートという。
斉王代の笑顔の西村さん、着慣れない十二単衣姿に身を包み、お疲れ様でした。(5/4撮影)
0 件のコメント:
コメントを投稿